小田急ビルサービス

株式会社小田急ビルサービスの紹介

株式会社小田急ビルサービスは、小田急グループに属し、ビルマネジメントの総合サービスを提供する企業です。清掃、警備、設備管理を中心としたビル総合管理を行い、またプロパティマネジメントや建設事業、駅や鉄道施設での清掃業務、地域冷暖房管理、さらには駅構内の店舗運営など、多岐にわたるサービスを展開しています。

事業内容

同社は、小田急グループのショッピングセンターや各種ビルの運営管理業務を受託しています。以前は新宿駅西口の地下街「小田急エース」や、成城学園前駅の「成城コルティ」といった多くの特定施設の管理も行っていました。過去には他の駅ビルや商業施設まで運営していた実績もあります。

特に駅清掃においては、独自の試みとして2017年からは小田急電鉄新宿駅でオリジナルの自動床洗浄機を導入しました。この洗浄機は、実際のロマンスカーのようにミュージックホーンを鳴らしながら清掃作業を行うため、乗客に接近を知らせる工夫がされています。こうした技術革新により、効率的で安全な清掃が実現しました。

沿革

小田急ビルサービスは1966年に「小田急ビル代行株式会社」として設立されました。設立当初は新宿駅西口地下街の管理から始まり、1967年には設備管理、清掃管理業務が開始されました。1974年からは施設警備業務にも着手し、1983年には地域冷暖房事業や受付案内業務に進出しました。1987年に「株式会社小田急ビルサービス」に商号を変更し、以後も業務の多角化が進みました。

2000年には、技能向上を目的とした研修センターが開設され、2006年には鉄道警備事業を開始しました。さらに2009年には一級建築士事務所を設立し、2017年には新宿駅でのロマンスカー型自動洗浄機の導入が実現しました。2020年には小田急デパートサービスとの合併を通じて事業の拡大も図りました。

主な管理実績

小田急ビルサービスは、多数の施設やサービスエリアで管理実績があります。具体的には、小田急電鉄全駅での清掃業務や、小田急エースや新宿西口地下駐車場の管理、さらには新宿、町田、藤沢の各小田急百貨店や、成城コルティ、経堂コルティ等の運営管理も行っています。また、ハイアットリージェンシー東京や相模大野ステーションスクエア等、多彩な施設も手がけています。

まとめ

株式会社小田急ビルサービスは、ビル管理の専門会社として小田急グループ内で確固たる地位を築いています。今後も、技術革新と顧客ニーズに応えたサービスの提供を通じて、より一層の成長と進化を目指し続けることでしょう。

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