屋久島おおぞら高等学校

屋久島おおぞら高等学校の概要

屋久島おおぞら高等学校は、鹿児島県熊毛郡の美しい自然に囲まれた屋久島町平内に位置する私立の通信制高等学校です。この学校は、学校法人KTC学園によって運営されており、柔軟な学習環境を提供しています。特に、在宅で学びながら必要な単位を修得することができるため、多様な生徒に対応することが可能です。

学習スタイル

生徒は主に自宅自習を通じて必要な単位を取得し、年に一度屋久島本校で行われる4泊5日のスクーリングにも参加します。このスクーリングでは、実地での学びを深めることができる貴重な機会が提供されます。卒業式は、本校で行われ、数名の代表生徒が出席しますが、大多数の生徒は各サポート校での卒業式に参加し、両校から卒業証書を受け取ります。

学科とコース

屋久島おおぞら高等学校では、「つながる学科」として多様なコースが提供されています。中でも「ジブン探求コース」は、自己探求を重視したカリキュラムとなっており、生徒が自分自身の興味や関心を深めることができるよう設計されています。また、サポート校として指定されている「おおぞら高等学院」や提携校の「マイン高等学院」にも入学することができますが、屋久島おおぞら高等学校のみでの在籍も可能です。

「みらい学科」には、基礎コース、個別指導コース、進学コースがあり、それぞれ週5日（月〜金）の通学が必要です。その他にも、プログラミング、マンガ・イラスト、子ども・福祉、住環境デザインといった専門的なコースも設けられており、生徒の多様な進路選択を支援しています。いずれのコースでも、高校卒業資格に必要な単位を取得できるため、3年間での卒業が可能です。特に、スクーリングは屋久島本校で行われるため、全ての学院生はその都度屋久島を訪れることになります。

キャンパスとサポート校

屋久島おおぞら高等学校は、国内各地に多様なサポート校を持ち、特に東北地方や関東地方などを含む広範囲に展開しています。例えば、宮城県仙台や東京都内のキャンパスがあり、生徒は自宅から通学することも可能です。また、海外にはカナダのバンクーバーにもキャンパスがあります。これにより、全国の生徒が屋久島おおぞら高等学校の教育を受ける機会を持っています。

出身者

この学校からはさまざまな分野で活躍する出身者がいます。スポーツ界では、野球選手の吉田えりや戸田懐生、サッカー選手の東城翔也、エンターテインメント界ではモデルの海音や声優の渡部俊樹など、多才な人材が育っています。また、元SKE48の阿比留李帆や声優の佐藤希など、メディア業界でも多くの卒業生が存在します。

その他の特徴

この学校は、全国各地から大学や専門学校への指定校推薦が寄せられており、特に鹿児島県内と、学校事務を行っている愛知県内からの推薦が多く見受けられます。学びのスタイルや、サポート体制が充実しているため、多くの生徒にとって自分らしい学びを実現できる環境が整っています。屋久島の自然豊かな環境の中で、人生の新たなステップを踏み出す生徒が集まる、魅力的な学校です。

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