履修

履修とは

履修とは、学校（大学を含む）などの教育機関において、単位を修得するために特定の科目を学ぶ（授業を受ける）ことを指します。

進級や卒業の条件として、科目の履修のみでよい場合を「履修主義」、単位の修得も必要な場合を「修得主義」といいます。これらはどちらも課程主義の一形態です。

後期中等教育における履修

日本の後期中等教育（高等学校、中等[[教育学校]]の後期課程など）における履修とは、学校の定めた教育課程に従って科目を学習することを意味します。

2003年に施行された高等学校学習指導要領（以下、学習指導要領）では、履修の結果、学習成果が認められれば修得が認められることになっています。したがって、教科に含まれる各科目については、履修が修得の要件の一つとなります。ただし、総合的な学習の時間には履修の概念がなく、この時間を学習することが要件となります。

必履修[[科目]]

学習指導要領には、卒業までにすべての生徒が履修すべき科目として必履修[[科目]]が定められています。

専門教育の学科と総合学科

商業科、工業科など専門[[教育を主とする学科]]では、必履修[[科目]]の他に、専門に関わる科目を25単位以上履修する必要があります。ただし、一定の条件下で5単位まで普通科目を25単位の中に組み込むことが可能です。

総合学科では、産業社会と人間(2 - 4単位)を入学年次に履修することになっています。

学校必修科目

学校によっては、学習指導要領の定める必履修[[科目]]に加えて、学校のすべての生徒が履修すべき科目を定めることがあります。また、時間割上すべての生徒が学習する科目を「必修科目」、それ以外の科目を「選択科目」と呼ぶことがあります。

総合的な学習の時間

高等学校では、総合的な学習の時間には履修の概念はありませんが、卒業までに105 - 210時間（3 - 6単位相当）を標準として学習することになっています。

履修の認定

全日制、定時制の高等学校のほとんどでは、各科目の授業への出席時数が基準を満たし、かつ試験などにおいて評価基準に達していれば、履修したと認められます。出席日数の基準は学校によって異なりますが、多くは全授業数の3分の2程度です。ただし、全授業数の5分の4以上の出席が必要な学校もあります。

大学（短期大学・大学院を含む）における履修

大学における履修は、通常の課程（昼間に教育を行う課程）、夜間に教育を行う課程、通信によって教育を行う課程でそれぞれ定められています。

専修学校における履修

専修学校における履修についても、学校ごとに定められています。

各種学校における履修

各種学校における履修についても、学校ごとに定められています。

関連項目

必履修[[科目]]（後期中等教育において）
科目等履修生

外部リンク

情報発信基地 - 明治大学の履修情報
早稲田web - 早稲田大学の履修情報
* 青学web - 青山学院大学

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