山の街駅

山の街駅

神戸電鉄有馬線にある山の街駅は、兵庫県神戸市北区緑町に位置し、標高316mの場所に佇む駅です。駅番号はKB08。全列車が停車するものの、阪神・淡路大震災直後は、5両編成の列車は通過していました。これは、ホームの有効長が4両編成までだったためです。

歴史

山の街駅の歴史は古く、1928年11月28日に神戸有馬電気鉄道（現・神戸電鉄）の湊川～有馬温泉間が開通した際に、峠信号所として設置されました。その後、1935年3月8日に現在の山の街駅として開業しました。長い歴史を持つ駅であることがわかります。

駅構造

駅は地上駅で、相対式2面2線のホーム構造を持ち、ホームの有効長は4両分です。改札口は上りホームの南北に1ヶ所ずつあり、南側の改札口はバスやタクシーが発着するロータリーに直結しているため、利便性が高い設計となっています。下りホームへは、構内踏切で連絡しています。かつては保線用の側線や訓練車両の乗り入れもあった歴史があり、その名残として、かつては方向幕に山の街行きが表示されていた時期もありました。現在、側線跡地は駐車場として活用されています。

利用状況

2022年度の1日あたりの乗車人員は約2,005人と報告されています。これは、周辺地域の人口や、駅のアクセス性などを反映した数字といえます。

ダイヤ

山の街駅の運行ダイヤは、1時間あたり上下線それぞれ4本の運行本数です。特快速と急行は、朝と夕方のラッシュ時間帯にのみ運行されています。通勤・通学時間帯の利用者への配慮がうかがえます。

駅周辺

駅の西側には住宅街が広がり、静かな住宅地となっています。駅周辺には、神戸山の街郵便局、神戸ドライヴィングスクール、神戸市立甲緑小学校などの施設があります。生活に必要な施設が駅近に揃っているため、利便性が高い地域と言えるでしょう。また、地元に根付いた「やきもち地蔵」と呼ばれる地蔵尊も存在し、地域住民の信仰を集めています。

バス路線

山の街駅からは複数の路線バスが運行しており、駅周辺だけでなく、より広範囲へのアクセスを可能にしています。バス路線の詳細については、各バス会社へお問い合わせください。

隣の駅

※特快速は新開地方面のみ運行

まとめ

山の街駅は、歴史と自然に囲まれた静かな住宅地に位置する駅です。周辺環境と利便性のバランスがとれており、地域住民にとってなくてはならない存在となっています。標高316mというロケーションも特徴的で、周辺の景色を楽しむこともできます。

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