山口剛史

山口剛史（カーリング選手）

山口剛史（やまぐち つよし）は、1984年11月21日生まれ、北海道空知郡南富良野町出身のカーリング選手です。SC軽井沢クラブに所属し、カーリング界で輝かしい成績を残しています。身長174cm、体重75kg、血液型はB型。既婚。

経歴

小学校3年生の時にカーリングを始め、中学校時代はカヌーにも取り組みました。富良野高校ではラグビー部に所属し、全国高校選抜大会にも出場。しかし、カーリングへの情熱を捨てきれず、青森大学に編入し、カーリングに専念することを決意します。

2005年にはSC軽井沢クラブに加入。軽井沢アイスパークに勤務しながら、ジュニア選手の育成にも力を注いでいます。

2015-16年シーズンからはセカンドを担当し、2018年平昌オリンピックに日本代表として出場。カーリング男子として20年ぶりのオリンピック出場を果たしました。

オリンピック後、藤澤五月選手とペアを組み、日本ミックスダブルス選手権で優勝。世界ミックスダブルス選手権にも出場しました。2019年にも同選手権で優勝し、2年連続で世界大会への切符を手にしています。2023-2024シーズンは上野美優とペアを組んでいます。

人物・プレースタイル

山口選手は、南富良野町の落合集落で育ちました。小中学校時代は1学年4人という少人数でしたが、同級生には目黒萌絵選手、寺田桜子選手というオリンピック選手がおり、驚くべき環境だったことが伺えます。

妻はSC軽井沢クラブの長岡はと美コーチの娘。妻自身も元スピードスケート選手で、現在はピラティストレーナーとして山口選手のトレーニングをサポートしています。

「ニッポンをスイープ大国に」をモットーに筋力トレーニングに励む「筋肉部」の部長も務めています。部員には小野寺佳歩選手、近江谷杏菜選手、谷田康真選手らがいます。

プレースタイルとしては、相手の石をはじき出すテイクアウトと、パワフルなスイープが持ち味です。

主なチーム遍歴

4人制男子

SC軽井沢クラブ

ミックスダブルス

藤澤五月 (2018-2019)
上野美優 (2023-2024)

主な成績

日本代表

平昌オリンピック：8位（2018年）
世界男子カーリング選手権：4位（2016年）、5位（2014年）、6位（2015年）、7位（2017年）、10位（2009年）、11位（2013年）
世界ミックスダブルス選手権：5位（2018年–2019年）
ユニバーシアード：5位（2007年）
パシフィックアジアカーリング選手権：優勝（2016年）、準優勝6回（2008年 - 2009年、2012年 - 2015年）、3位（2017年）、4位（2007年）
パンコンチネンタルカーリング選手権：4位（2022年）
パシフィックジュニアカーリング選手権：準優勝（2006年）
ウィンターゲームズ：優勝（2013年）
アジア冬季競技大会：準優勝（2017年）

クラブチーム

日本カーリング選手権：優勝10回（2007年 - 2009年、2013年 - 2017年、2022年 - 2023年）、準優勝4回（2006年、2010年、2012年、2024年）
日本ジュニアカーリング選手権大会：優勝2回（2005年）
軽井沢国際カーリング選手権大会：優勝4回（2011年 - 2012年、2017年、2022年）、3位（2016年）
アドヴィックスカップ：優勝（2015年）、準優勝（2016年）、3位（2014年）、4位（2017年）
どうぎんカーリングクラシック：準優勝2回（2015年、2017年）、3位（2016年）

その他

日本ミックスダブルスカーリング選手権大会：優勝（2018年 - 2019年）、準優勝（2020年）

山口剛史選手は、その実力とユーモア溢れる人柄で、カーリング界を盛り上げている注目の選手です。

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