山岸伸

山岸伸（やまぎし しん）

概要

1950年3月22日生まれの山岸伸は、日本を代表する写真家であり、主にポートレート撮影で知られています。彼は日本写真家協会の会員であり、また「ミス・アース」の審査員としても活動しています。その功績が認められ、2006年には「日本写真協会賞作家賞」を受賞しました。

出身と初期の活動

千葉県出身で、山岸は広告、雑誌、グラビアなどを通じて幅広いジャンルでの撮影を行ってきました。彼の作品は、特に俳優やアイドル、スポーツ選手、政治家など多様なジャンルのポートレートが中心です。過去には、牧瀬里穂の1st写真集など、400冊以上の写真集を出版しています。これには、細川ふみえ、かとうれいこ、武田久美子など、著名な女性アイドルや女優が含まれています。

メディアでの活躍

2000年、福岡県のKBC九州朝日放送制作の深夜バラエティ番組『ドォーモ』では、素人女性をテーマにした写真集のカメラマンに選ばれ、多くの新たな才能を発掘しました。この企画から萬田美子がデビューし、山岸との交流はその後も続いています。また、彼は学研のカメラ雑誌『CAPA』の表紙撮影を約15年間にわたり担当しました。

ばんえい競馬と観光大使

2006年ごろからは、ばんえい競馬の撮影を手掛けるようになり、その功績からとかち観光大使に任命されました。2016年には「北海道遺産ばんえい競馬」という写真集とガイドブックを発表しました。

写真展「瞬間の顔」

2007年3月からは写真展『瞬間の顔』を開始しました。この展覧会のきっかけは、俳優の西田敏行が体調を崩したことにあり、「1枚でも多く撮っておかなければ」という思いから始まりました。西田との関係は、山岸がカメラを始めた頃からのつながりに基づいており、お互い信頼し合っています。

健康との闘い

2009年には慢性骨髄性白血病と診断されましたが、毎日撮影することで元気でいられると信じ、治療を続けています。副作用と闘いながらも、山岸は明るい笑顔を絶やさず、日々撮影を続けています。

受賞歴と近年の活動

2017年には「日本写真協会賞作家賞」を再び受賞し、その年から「ミス・アース」の審査員を務めるようになりました。また、2019年には写真集「輓馬 —BANEI KEIBA—」を発売し、ばんえい競馬の魅力を広めています。

著書とプロデュース活動

山岸は、写真技術や彼が感じたことをまとめた著書も出版しており、特に「山岸伸のポートレート写真を志す人へ」 や「北海道遺産 ばんえい競馬」などが有名です。また、彼のプロデュース活動には、DVDや写真集の製作も含まれています。

メディア出演と影響

彼は多くのテレビ番組やインターネット放送にも出演しており、写真業界での地位を確立しています。特に「ペケポン」や「中居正広の身になる図書館」などの番組では、写真審査員としての活動が評価されています。

まとめ

山岸伸は、その独自の視点と技術を駆使し、多くの著名な人物のポートレートを創り出してきました。彼のあらゆる活動は、日本の写真界に大きな影響を与えています。

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