山本武白志

山本 武白志（やまもと むさし）について

基本情報

山本武白志（1998年2月17日生まれ）は、神奈川県横浜市出身のアスリートであり、元プロ野球選手として知られています。内野手として横浜DeNAベイスターズに所属していましたが、現在はクリケット選手として活動しています。彼の父は、元プロ野球選手および監督である山本功児です。

経歴

学生時代

武白志は小学3年生から野球を始め、その後中学時代に「都筑ジャイアンツボーイズ」チームで活躍しました。九州国際大学付属高校では、秋からレギュラーとしての地位を獲得し、全国高等学校野球選手権大会に出場しました。特に、3年生の夏大会では三塁手として出場し、初戦で2本塁打を放つなど目覚ましい成績を残しました。高校通算で24本塁打を記録しました。

2015年のNPB育成ドラフト会議では、横浜DeNAベイスターズから2位指名を受け、育成選手として入団。背番号101を背負いました。

プロ野球選手時代

2016年から2018年にかけて、武白志はイースタン・リーグを中心にプレーしましたが、なかなか支配下選手契約には至りませんでした。特に2018年には登録名を「武白志」に変更し、自己最高の打率を記録しましたが、その年のシーズンをもって戦力外となり、現役を引退することになりました。

クリケット選手への転向

野球から引退後、武白志は新たな挑戦としてクリケットの道に進むことを決意します。日本クリケット協会の関連チームに参加し、2019年にはオーストラリアでの活動を開始しました。彼はアマチュアチーム「佐野クリケットクラブ」に所属し、プロ選手を目指して努力を重ねています。また、2020年には日本代表の強化選手としても選ばれました。

プロゴルファーへの道

さらに2023年には、ゴルフ場でのキャディ業を経験しながら、プロゴルファーを目指す姿勢を示しています。多才なスポーツへの挑戦は、彼のアスリートとしての意義を体現しています。

野球選手としての特徴

彼は188cm・90kgという恵まれた体躯を活かし、長打力に優れた選手でした。青春を共にした父から受けた影響が強く、打者として柳田悠岐を憧れの選手に挙げていたことでも知られています。

人物

2015年ドラフト会議直前、彼は一部で上位指名の候補とされていましたが、育成選手として指名を受けた時には複雑な思いを抱えていました。しかし、先輩や家族からの支えを受け入団を決意。今でも父の代わりに背番号44をつけることを目指しています。クリケットへの転向を決めた瞬間、彼はそのプレーのイメージをしっかりと描いたと明かしています。

家族

山本武白志の父、功児は彼の野球人生に大きな影響を残しました。彼は心不全を患いながらも、息子の成長を支え続けました。武白志がドラフト指名を受けた際、父と共演した特番が放送されるなど、彼のアスリートとしての成長は、父の存在に支えられてきました。しかし、功児は武白志の一軍デビューを見届けることなく、この世を去りました。

結論

山本武白志は、プロ野球選手からクリケット選手へと転身し、新たな道を歩んでいる若きアスリートです。家族や周囲の人々からの支えを受けながら、彼はこれからのキャリアにも挑戦し続ける姿が期待されます。

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