山田悠介

山田悠介

山田悠介（やまだ ゆうすけ、1981年6月8日 - ）は、日本の小説家。東京都出身。

概要

学生時代は本をほとんど読まず、小説を書くことにも関心がなかった山田悠介。しかし、高校卒業後の2001年、『リアル鬼ごっこ』を自費出版したことから、作家としてのキャリアをスタートさせる。制作期間は約2か月。出版費用は、高校時代のアルバイト代と祖母からの借入で賄ったという。自費出版を選んだ理由について、本人が「両親や友人に作品を見せるのが恥ずかしかった」ことと、「新聞で自費出版の広告を偶然見かけた」ことを挙げている。

『リアル鬼ごっこ』は、刊行から半年ほどで1万部を突破。その後も版を重ね、累計100万部を超える大ヒットとなり、映画化もされた。この作品の成功が、山田悠介を人気作家へと押し上げた。

作風

山田悠介の作品は、サバイバルゲームやデスゲームを題材としたホラー小説が中心。中高生を中心に人気を集めており、映画化やテレビドラマ化された作品も多い。『リアル鬼ごっこ』をはじめとする作品群は、スピーディーな展開とショッキングな描写が特徴で、読者を引き込む。一方で、命の大切さをテーマにした『スイッチを押すとき』のような作品も手掛けている。

山田悠介は、「作品にメッセージを込めることはない」と語っており、エンターテインメント性を重視する姿勢を明確にしている。「基本的に面白いか、面白くないかがすべて。純粋にエンタテインメントとして楽しんでもらえるものを書きたい」という言葉からも、読者を楽しませることを第一に考えていることが伝わってくる。

主な作品

以下は、山田悠介の主な作品である（単行本）。

リアル鬼ごっこ
@ベイビーメール
親指さがし
あそこの席
パズル
8.1
×ゲーム
Aコース
Fコース
ライヴ
ブレーキ
スイッチを押すとき
レンタル・チルドレン
スピン
特別法第001条 DUST
ドアD
オール
オール ミッション2
パラシュート
パーティ
魔界の塔
その時までサヨナラ
モニタールーム
ニホンブンレツ
自殺プロデュース
アバター
メモリーを消すまで 上 下
キリン
復讐したい
ブラック
名のないシシャ
種のキモチ
奥の奥の森の奥に、いる。
93番目のキミ
貴族と奴隷
君がいる時はいつも雨
天使が怪獣になる前に
配信せずにはいられない
神様のコドモ
お宝探しが好きすぎて
僕はロボットごしの君に恋をする
俺の残機を投下します
サブスクの子と呼ばれて

これらの作品は、漫画化、映画化、テレビドラマ化、舞台化など、様々なメディアで展開されている。

関連項目

日本の小説家一覧
* 怪奇小説作家一覧

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