山﨑福也

山﨑福也選手のプロフィール

山見 福也（やまさき さちや、1992年9月9日生まれ）は、埼玉県所沢市出身のプロ野球選手で、北海道日本ハムファイターズに所属する左投左打の投手です。彼は、元プロ野球選手の山崎章弘を実父に持ち、幼少期から野球に親しむ環境に育ちました。

経歴

プロ入り前

福也選手は、所沢市立北小学校の2年生の頃、新所沢ライノーズで投手として野球を始めました。中学時代には所沢中央シニアで様々なポジションを経験しましたが、中学3年時に脳腫瘍と診断されたものの、手術を経て見事に克服しました。この経験は福也選手の精神力を更に強めたと言われています。高校では日大三高に進学し、1年秋には一塁手としてチームに貢献、2年からは投手として頭角を現しました。特に第82回選抜大会での活躍が光り、準優勝に導くなど、その才能を示しました。彼は準々決勝で吉田正尚（後のオリックス選手）を抑えるなど、圧巻のピッチングで全国区の選手へと成長しました。

大学時代

高校卒業後は、明治大学に進学し、大学野球でも傑出した成績を収めました。特に、3年時には春季リーグで6勝を挙げ、2季連続でベストナインに選出されるなど、その存在感を放ちました。さらに、日米大学野球選手権大会の日本代表として世界での戦いも経験し、実力を証明しました。

2014年度のNPBドラフトでオリックス・バファローズから1巡目指名を受け、契約金1億5000万円、年俸1500万円でプロ入り。入団当初は背番号17を背負いました。

オリックス時代

プロ入り早々の2015年、開幕ローテーション入りを果たし、初登板では葛藤しつつもプロ初勝利を収めました。しかし、その後は波があり、2016年には先発と中継ぎを行き来しながら徐々に信頼を取り戻していきました。また、2017年にはプロ初の完封勝利を達成するなど、成長の足跡を残しました。

2018年以降は故障にも悩まされながらも、毎年一定の登板数を維持し続けました。特に2019年には中継ぎとして開幕したものの、その後の成績も上々で、2020年には5勝を挙げるなど復活を遂げました。2022年にはポストシーズンでも活躍し、日本シリーズでも自身の実力を示しました。

日本ハム移籍

2023年オフに北海道日本ハムファイターズへの移籍が発表され、背番号18を背負って新たな挑戦を開始しました。2024年シーズンは、開幕戦で初先発を果たし、勝利に貢献するなど新天地で活躍が期待されています。

投球スタイル

福也選手の持ち味は多彩な変化球と安定した投球術です。ストレートは平均140km/h台前半で、最速152km/hを記録。スライダー、カットボール、カーブ、フォーク、チェンジアップを駆使し、ピッチングの幅を広げています。特に、ナックルフォークと呼ばれる特殊なフォークボールを日大三高時代に習得し、これが彼の個性的なスタイルを支えています。

まとめ

山﨑福也選手は、数々の困難を乗り越え、プロ野球選手としての道を歩む姿は多くのファンに感動を与えています。北海道日本ハムファイターズに移籍した今も、更なる高みを目指して精進を重ねています。今後の活躍に大いに期待が寄せられています。

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