峰延駅

峰延駅（みねのぶえき）

峰延駅は、北海道美唄市峰延町峰樺に位置する北海道旅客鉄道（JR北海道）函館本線の駅です。駅番号はA14。かつては、市来知（現在の三笠市）の空知集治監や月形の樺戸集治監の最寄り駅としての役割も担っていました。

歴史

峰延駅は、明治時代に北海道炭礦鉄道の駅として開業し、地域の発展に貢献しました。炭鉱の閉山や貨物取り扱い廃止などを経て、現在は無人駅となっていますが、地域住民にとって重要な交通拠点です。

以下に、峰延駅の主な歴史を年表形式でまとめます。

1891年（明治24年）7月5日：北海道炭礦鉄道の峯延駅として開業。一般駅として営業を開始。
1900年（明治33年）：峰延駅へ字体が変更。
1904年（明治37年）頃：峰延炭鉱から当駅の光珠内側に設けられた積込場へ馬車軌道が敷設。この積込場へ当駅から引込線が敷設。
1906年（明治39年）10月1日：北海道炭礦鉄道の鉄道路線国有化により、官設鉄道に移管。
1907年（明治40年）：峰延炭鉱が閉山。
1968年（昭和43年）：跨線橋が設置。
1978年（昭和53年）10月2日：貨物取扱いが廃止。
1984年（昭和59年）
2月1日：荷物取扱いが廃止。
3月31日：無人駅化（管理駅からの要員派遣により出札業務は継続）。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により、北海道旅客鉄道（JR北海道）の駅となる。
2007年（平成19年）10月：駅番号が設定。
2024年（令和6年）3月16日：ICカード「Kitaca」の利用が可能となる。

駅名の由来

駅名は地名に由来します。この地は、三笠市の達布山から南に延びる丘陵地帯の下に位置し、その様子から和名がつけられたか、あるいはアイヌ語名の「タㇷ゚コㇷ゚ヌㇷ゚（tapkop-nup）」（峰のある・野）を意訳したとされています。

駅構造

峰延駅は、2面2線の相対式ホームを持つ地上駅です。現在は無人駅となっています。かつては3番のりば（下り副本線）と上下本線の間に中線（上り副本線）がありましたが、廃止され、線路は撤去されています。自動券売機は設置されていません。ホーム側には男女共用の非水洗和式トイレが設置されています。

のりば

乗り場	路線	方向	行先
-	---	---	----
1	■函館本線	上り	岩見沢・札幌方面
2	■函館本線	下り	滝川・旭川方面

利用状況

2014年（平成26年）度の1日平均乗車人員は79人です。近年は減少傾向にありますが、地域住民の足として利用されています。

駅周辺

峰延駅周辺は美唄市の郊外に位置し、三笠市との境界に近接しています。岩見沢市にも近いため、岩見沢市の郊外のような様相も呈していますが、峰延独自の文化と集落が形成されています。開拓当時は市来知村に属していました。

国道12号
道の駅三笠（サンファーム三笠）
美唄警察署峰延駐在所
峰延郵便局
峰延農業協同組合（JAみねのぶ）
北海道中央バス「峰延」停留所
美唄市立峰延小学校
美唄市立峰延中学校
美唄市立峰延保育所（へき地保育所）
養護老人ホーム美唄市恵風園
特別養護老人ホーム美唄市恵祥園
イオン三笠ショッピングセンター
三笠工業団地
三笠第2工業団地
岡山工業団地

隣の駅

北海道旅客鉄道（JR北海道）

■函館本線

岩見沢駅 (A13) - 峰延駅 (A14) - 光珠内駅 (A15)

外部リンク

* 峰延｜駅の情報検索（時刻表・バリアフリー）｜鉄道・きっぷ｜JR北海道- Hokkaido Railway Company

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