島内駅

島内駅：大糸線の歴史と自然に抱かれた駅舎

長野県松本市島内にあるJR東日本大糸線の島内駅は、1915年（大正4年）11月1日に信濃鉄道の駅として開業しました。当初は旅客と貨物の両方を扱っていましたが、時代の変遷とともに変化を遂げてきました。1926年（大正15年）には信濃鉄道の全線電化に伴い、旅客列車は電車化されました。その後、1937年（昭和12年）には国有化され、国鉄の駅となりました。1971年（昭和46年）には貨物取扱いを廃止、1983年（昭和58年）には駅員無配置駅となり簡易委託化、荷物扱いも廃止されました。国鉄分割民営化後の1987年（昭和62年）4月1日からは、JR東日本の駅として現在に至ります。2000年（平成12年）には簡易委託も終了し、現在は無人駅となっています。

島内駅は島式ホーム1面2線を有する地上駅で、かつては有人駅でしたが、現在は松本駅管理の無人駅です。2番線が本線、1番線が上り線となっていますが、特急の通過待ちなど一部を除いて、下り列車が1番線、上り列車が2番線を使用する運用となっています。また、ホームがカーブしているため、列車とホームの間に隙間が空いている場所があり、乗客の安全を考慮し、列車停車時には車内放送で足元への注意が呼びかけられています。駅舎は2013年ごろに解体され、現在は新しい待合室が設置されています。2025年春以降にはICカード『Suica』の利用が可能となる予定です。

利用状況は、2007年度から2011年度にかけて、1日平均乗車人員は361名から375名の間で推移しており、地域住民の生活を支える重要な交通拠点となっています。

駅周辺には、島内新橋公民館や松本市宮渕浄化センター、新橋、三峯神社、城山公園、武宮神社などがあり、自然豊かな環境の中に位置しています。静かな住宅街にありながらも、電車の音や日常の賑わいが感じられる、穏やかな雰囲気の駅です。

島内駅の隣駅は、北[[松本駅]]と島高松駅です。大糸線は、松本から大糸山脈を横断し、白馬村に至る路線で、美しい自然と雄大な山々を望むことができる観光路線としても知られています。島内駅からは、これらの観光地へのアクセスも可能です。

歴史と自然が調和した島内駅は、地元住民にとってかけがえのない存在であり、大糸線沿線の発展に貢献し続けています。今後、Suica対応による利便性向上も期待され、さらなる発展が期待されます。

駅データ
所在地：長野県松本市大字島内
運営：東日本旅客鉄道（JR東日本）
路線：大糸線
駅番号：40
ホーム：島式1面2線
他の施設：待合室

周辺情報
島内新橋公民館
松本市宮渕浄化センター
新橋
三峯神社
城山公園
武宮神社

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