川島永嗣

川島永嗣

川島永嗣（かわしま えいじ、1983年3月20日生まれ）は、日本のプロサッカー選手であり、埼玉県与野市出身のゴールキーパー（GK）です。現在はJリーグのジュビロ磐田に所属し、元日本代表選手でもあります。

クラブ経歴

若き日の足跡

川島は地元の与野八幡サッカースポーツ少年団でサッカーを始め、小学校時代からゴールキーパーを志望していました。中学校では埼玉県選抜に選ばれ、ドイツやオランダへの遠征経験も持ちます。高校は埼玉県立浦和東高校に進学し、全国大会にも3度出場しました。大学進学を勧められる中、プロサッカー選手としての道を選びます。

大宮アルディージャ

2001年に大宮アルディージャに加入後、川島はイタリアのパルマに留学し、見事な成果を上げました。しかし、2001年は白井淳が守護神として活躍していたため出場機会は乏しかったものの、2003年から正GKとして活躍を始めました。

名古屋グランパスエイト

その後、2004年に名古屋グランパスエイトへ移籍します。移籍当初は楢崎正剛の影に隠れ多くの出場機会を得ることはできませんでしたが、2006年に監督が変わり、出場機会が増えていきました。

川崎フロンターレ

2007年、川崎フロンターレに移籍し、開幕戦から正GKとしてフル出場。以降も活躍を続け、3年間連続で全試合に出場。川崎を代表するGKとしての地位を確立しました。

海外挑戦

2010年、ベルギーのリールセSKへ移籍。ここでは残留を果たすための獅子奮迅の活躍を見せ、2年連続でチームMVPに輝きます。2012年にはスタンダール・リエージュに移籍し、すぐにフル出場を果たしましたが、2015年にはダンディー・ユナイテッドFCに加入。再び海外での挑戦が始まりました。

FCメスとストラスブール

FCメスに移籍し、ここでも第3GKからスタメンGKへと昇格。2021年にはRCストラスブールに加入しましたが、出場機会は限られ、スイスのFCヒップスハイムで調整した後、2024年にジュビロ磐田に加入。40歳を越えてなお現役選手として活躍しています。

代表経歴

川島はU-19日本代表として2002年のAFCユース選手権で活躍し、その後のワールドユースでもチームを牽引しました。フル代表には2008年に初招集され、その後も長いキャリアを築きました。特に2010 FIFAワールドカップでは日本代表の正GKとしてグループリーグを戦い、ベスト16進出に貢献。2011年アジアカップでは優勝、2014年のワールドカップでも全試合にフル出場しました。

2018 FIFAワールドカップでも再び正GKとして選出され、数々の好セーブを見せましたが、最終的にはベスト16となり、引退を表明した2022年までに通算で97試合に出場しました。

人物・特性

川島は185cmの平均的な身長であるにもかかわらず、空中戦やPKストップが得意なGKで、多くの大会で実績を残しています。語学にも堪能であり、英語やポルトガル語などを流暢に話すことができます。心のこもったプレーとリーダーシップで、チームを支え続けています。

私生活

プライベートでは、一般女性と結婚し、3人の子供が生まれています。また、2010年にはJリーグ選手協会副会長を務めた経験もあり、サッカー界での貢献も行っています。これからも川島永嗣のプレーを楽しみにし続けたいと思います。

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