川越誠司

川越誠司について

川越誠司（かわごえ せいじ）は、1993年6月30日に北海道札幌市豊平区で生まれたプロ野球選手で、現在中日ドラゴンズに所属する外野手です。左投左打の選手であり、持ち前のバッティング力を活かしたプレーで知られています。

経歴

プロ入り前

川越は札幌市立豊平小学校2年生の時に野球を始め、その後札幌市立八条中学校では投手としてプレーをしました。彼のチームメイトには、水野滉也（1歳下）がいました。北海高等学校では、3年生になると第83回選抜高等学校野球大会にて4番・右翼手として出場し、特に対創志学園高等学校戦では決勝本塁打を放つなど、強力な打撃を見せつけました。また、全国高等学校野球選手権大会でもチームに貢献しましたが、その後は消防士を目指すも、採用試験には不合格となり、北海学園大学へ進学しました。

大学時代

大学では早くから4番打者として活躍し、2年生の秋季リーグには外野手のベストナインに選ばれました。彼は「二刀流」としても知られ、投手としても成功を収めました。3年生のときには、公式戦初勝利も挙げ、秋季リーグでは特別賞を受賞しました。しかし、4年生では怪我に悩まされることもありました。

プロ入り

2015年のプロ野球ドラフトで埼玉西武ライオンズから2位指名を受け、契約を結びました。このとき、川越は北海学園大学から初のプロ選手として注目されました。最初の数年間は投手として起用されましたが、結果が出ず、2018年より外野手としてのプレーを開始しました。

西武時代

川越は投手から外野手に転向し、2019年にはイースタン・リーグで大会MVPを獲得するほどの成績を収めました。2020年には初の一軍出場を果たし、シーズンでは2本塁打を記録しました。2021年には、試合ごとに安打を重ねていき、この年の主な活躍が彼のキャリアを大きく前進させました。

2022年にはサヨナラ本塁打を放つなど、ますます存在感を示し、契約更改でも年俸が増加しました。しかし2023年は若手選手の台頭により出場機会が限られてしまいました。

中日時代

2023年7月、髙松渡選手とのトレードによって中日ドラゴンズに移籍しました。移籍後初の試合で安打を記録し、その後も出場を重ねましたが、怪我により成績は振るわない年となりました。それでも、彼の強力な身体能力はまだまだ試合で活かされていくことでしょう。

選手としての特徴とエピソード

川越の身体能力は非常に高く、50メートルのタイムは5秒9、遠投は120メートルというスピードを誇ります。投手時代の最速は149km/hの直球を持ち、独特の変化球を使っていました。また、2021年の試合ではフェンスに飛び込んで好捕し、そのままフェンスに挟まれてしまったエピソードもあります。

結論

川越誠司はこれまでのキャリアで数々の栄光と経験を積んできた選手です。中日ドラゴンズに移籍したことで新たな挑戦が始まり、今後の成長に期待がかかる選手と言えるでしょう。

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