平塚球場

平塚球場について

平塚球場は、神奈川県平塚市にある公園内に位置する野球場です。この球場は平塚市が運営しており、1985年に完成しました。それ以来、主に高校野球やアマチュア野球の試合で広く利用されています。また、プロ野球の横浜DeNAベイスターズ（二軍）の本拠地としても知られ、イースタン・リーグの公式戦や、一軍公式戦も年に数回行われています。

歴史と利用状況

平塚球場は1986年から横浜大洋ホエールズ（現在の横浜DeNAベイスターズ）の二軍が試合を行うようになり、また1987年には初のジュニア日本選手権がここで開催されました。1997年からは、追浜球場が改築され、「横須賀スタジアム」となったため、平塚球場での公式戦の開催は減少傾向にあります。それでも、ベイスターズの二軍戦は月に1回は行われることが基本で、年間で5試合から10試合が予定されています。加えて、平塚球場は川崎球場の改修後、首都大学野球連盟の試合も多く行われるようになりました。

平塚球場は、日米大学野球のセレクションや、合同練習の場としても使用されています。また、2009年と2010年にはスコアボードの改修が行われ、より利便性が向上しました。

2010年には、萩本欽一が率いる社会人チームと松坂大輔のチームによるチャリティーマッチが開催され、注目を集めました。この試合は、萩本にとって最後の試合となりましたが、勝利で幕を下ろしました。

さらに、2020年から神奈川フューチャードリームスがベースボール・チャレンジ・リーグに参加し、この球場で公式戦を行っています。初年度には多くの試合がここで行われ、リーグチャンピオンシップ決勝も開催されました。

命名権の導入

平塚市は2013年からこの球場に命名権を導入し、相模石油との契約を結び、「バッティングパレス相石スタジアムひらつか」と呼ばれるようになりました。この名称は2025年まで継続される予定です。

施設の概要

平塚球場の特徴として、両翼は91m、中堅は120mのグラウンドサイズです。内野はクレー、外野は天然芝で構成され、約16,000人を収容できます。照明塔は6基あり、スコアボードは全面LED方式に刷新されています。特に、スコアボードは横浜スタジアムを意識したデザインとなっていますが、以前の設備の陳腐化が見られたため、改修が行われ、現在は観客にとって視認性が向上しました。

野球以外での利用

この球場は、野球の試合だけでなく、さまざまなイベントやテレビ番組の撮影にも使用されています。1995年には人気ドラマの撮影地となり、またイチローが出演するCMもここで撮影されています。2020年には、TBS系列の生放送番組がこの球場で行われ、視聴者に新たな楽しみを提供しました。

交通アクセス

平塚球場へのアクセスは、JR平塚駅北口から徒歩約20分です。バス利用者の場合、駅北口から神奈中バスが運行されており、「平塚球場」バス停で下車後、徒歩3分で到着できます。特に、プロ野球一軍公式戦やイベント時には臨時直行バスも運行されるため、多くの観客にとって便利な交通手段が確保されています。

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