平松駅

平松駅：大和工業グループ最寄りの駅

兵庫県姫路市大津区平松外開にある山陽電気鉄道網干線の駅、平松駅は、1942年3月10日、網干線の電鉄天満駅（現・山陽天満駅）と電鉄網干駅（現・山陽網干駅）間に開業しました。駅番号はSY55で、2018年12月1日からは、近隣に本社を置く大和工業株式会社の命名権取得に伴い、「大和工業グループ最寄駅」という副駅名を冠しています。これは山陽電気鉄道で初の副駅名導入事例となりました。

駅の構造と歴史

平松駅は、相対式ホーム2面2線の地上駅です。網干線が単線であるため、朝夕のラッシュ時には上下線の列車が行き違う構造になっています。駅舎（改札口）は網干寄りホームに位置し、反対側の飾磨寄りホームへは構内踏切で連絡しています。無人駅ですが、定期的に駅員による巡回が行われています。

開業当初からの駅舎は、1959年9月に改築され、同時に列車の行き違いを可能にする設備が設置されました。その後、長年利用されてきた駅舎は、時代の流れとともに改修され、現在に至ります。2018年の副駅名導入は、地元企業との連携強化を示す象徴的な出来事と言えるでしょう。自動改札機も設置されており、利用者の利便性が向上しています。

利用状況と周辺環境

2008年11月11日時点での平松駅の1日あたりの乗降者数は1338人でした。周辺環境は、国道250号と兵庫県道421号大江島太子線を結ぶ細い路地を入ったところに位置し、古くからの住宅街と新興住宅街が混在した地域となっています。吉美郵便局や大津茂川など、生活に密着した施設も近隣にあります。静かな住宅街の中に位置する駅は、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。

アクセスと周辺情報

駅へのアクセスは、国道250号や兵庫県道421号大江島太子線を利用することができます。最寄りのバス停からのアクセスも良好です。駅周辺には、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、飲食店などの生活に必要な施設が充実しており、利便性の高い立地と言えるでしょう。また、徒歩圏内には、緑豊かな公園もあり、自然と触れ合うこともできます。

隣の駅

まとめ

平松駅は、地元に密着した、落ち着いた雰囲気の駅です。大和工業グループ最寄駅という副駅名からも、地域社会との連携が深いことが伺えます。歴史と現代が調和した、穏やかな雰囲気の駅で、周辺環境も良好です。日々の通勤通学だけでなく、地域住民の生活を支える重要な役割を担っています。今後も、地域住民の生活を支える駅として、その役割を果たしていくことでしょう。

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