平石直之

平石 直之（ひらいし なおゆき）

平石直之は、テレビ朝日のアナウンサーで、173cmの身長を持つ獅子座です。大阪府松原市に生まれ、小学3年生の時に佐賀県鹿島市に引っ越しました。その後、佐賀県立鹿島高等学校を卒業し、早稲田大学の政治経済学部を修了した後、1997年にテレビ朝日に入社しました。

入社当初は、主に報道や情報番組のキャスターを務めながら、『内村プロデュース』などのバラエティ番組にも出演することがありました。特に『ニュースステーション』や『スーパーJチャンネル』、『サンデー・フロントライン』、そして『報道ステーション』といった番組で全国各地を飛び回り、実際に47都道府県すべてを訪れた経験を持っています。

2004年6月からは、丸川珠代に代わってニューヨーク支局での勤務を開始しました。この一年間には、イチローの年間最多安打記録やアメリカ大統領選挙などの重要な取材を経験しました。また、ノーベル賞授賞式やサッカー日韓ワールドカップ、様々な海外事件など、多岐に渡る取材を行いました。

特に印象に残っているのは、韓国のヨンピョン島が北朝鮮から砲撃を受けた直後の取材です。この時、2次攻撃の情報が船内で伝えられ、平石は「もはや引き返せない状況の中、運命に身を任せる覚悟をした」と語っています。彼のモットーは「印象でものを言わない」であり、現場の声や客観的事実を重視して情報を発信することが心がけられています。

また、「数字に強いアナウンサー」を目指し、ニューヨーク勤務から帰国した後は独学で簿記2級を取得しました。印象的な仕事として、担当したコーナー「熱血!噂のニューリーダー」で、様々な企業の社長に密着取材を行ったことを挙げています。彼は数十人の社長に触れることで、彼らの情熱や主体性が今でも自分を駆り立てていると述べています。

趣味はテニスで、学生時代にはインストラクターのアルバイトをしていました。『やじうまテレビ!』では、スタジオでラケットを持って錦織圭のスーパーショットを実演解説した経験もあります。また、読書が好きで、『三国志』や『水滸伝』、『坂の上の雲』、『孫子』などの古典文学を好んで読みます。

現在はインターネット番組「変わる報道番組ABEMA Prime」でMCを務めており、2023年10月1日からは『サンデーLIVE!!』のメインキャスターに就任しました。これは、同年9月にジャニーズ事務所の社長に就任した東山紀之の後任としての役割です。

著書

平石は自身の著書『超ファシリテーション力』を2021年に出版し、ビジネス書グランプリ2022では実務部門賞を受賞しています。

出演番組

彼は報道・情報番組だけでなく、バラエティ番組にも数多く出演しており、特に『内村プロデュース』や『お願い!ランキング』にも登場しています。

同期アナウンサー

平石直之の同期には、勝田和宏（現：報道局）や川北桃子（現：広報局）がいます。彼の経歴や働き方は、報道の現場で求められるスキルと誠実さを体現しており、日本のメディアの信頼性を支える重要な存在となっています。

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