広島大学附属幼稚園

広島大学附属幼稚園の概要

広島大学附属幼稚園は、広島県東広島市に在る国立幼稚園です。この幼稚園は広島大学の附属学校として位置づけられ、特に教育学部の学生が幼稚園免許の取得を目指すための実習場所として、重要な役割を果たしています。

教員や学生が、豊かな自然や仲間との関わりを体験しながら、子どもたちが個々の特性を大切に育むことができる環境を提供しています。園の教育目標は、一人ひとりの個性を尊重し、共に成長できる力を育むことに重点を置いています。このプロセスを通じて、子どもたちが心豊かで逞しく成長するようサポートしています。

園の特徴

園章と保育年数

園章は八稜鏡を背景に、植物の絵と「幼」の字が描かれ、自然との調和を象徴しています。保育は3年間行われ、3歳児から5歳児までの異なる年齢層に対して「ほし組」、「うみ組」、「そら組」と名付けられたクラスがあります。

園児の募集

毎年12月には新入園児の募集が行われ、抽選によって入園が決定されます。この際、広島市内に住む子どもたちを対象にし、地域社会における教育の機会を広げています。

会員制度

保護者や地域社会との連携も大切にしており、木イチゴの会（PTA）やゆうゆうの会（後援会・同窓会）、FCの会（父親の会）などが活動しています。これにより、家庭と園が密接に連携し、子どもたちの成長を共に見守っています。

幼稚園の沿革

幼稚園は1966年に設立され、初代園長は教育学部長が兼任していました。開園当初は広島市中区にあった仮園舎でスタートしましたが、1967年には新しい園舎が完成し、さらなる設備の充実が図られました。

1989年には東広島の新キャンパスへ移転し、以降も地域内での園児募集を行いながら、発展を続けています。1990年には新園舎が完成し、さらに広い地域への募集が開始されました。1993年には3歳児クラスも設置し、より多様なニーズに応えています。

幼稚園は2006年に創立40周年を迎え、これを記念する行事も行われました。これまでに多くの子どもたちがここで教育を受け、さまざまな可能性を育んできました。

行事の紹介

幼稚園では、充実した年間行事が計画されています。1学期には、始業式や入園式、創立記念日などが行われ、5月には子どもの日の集い、6月には収穫体験、7月には七夕祭りやカレーパーティーといったイベントが目白押しです。2学期に入ると、運動会や動物園遠足が行われ、子どもたちが体を動かしたり、自然と触れ合う機会が増えます。

3学期には、ひな祭りや卒園式があり、子どもたちの成長を共に祝う場となります。これらの活動は、子どもたちに学びや体験を通じて仲間との絆を深め、社会性を身につける重要な時間となっています。

まとめ

広島大学附属幼稚園は、地域に根ざした教育機関として、子どもたちが心豊かにたくましく育つための支援を行っています。教育実習の場としての役割も兼ね備え、未来を担う人材を育成するための環境が整っています。

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