広島県民文化センターふくやまの概要
広島県民文化センターふくやまは、
広島県福山市の東桜町にある多目的コンサートホールです。この施設は、さまざまな文化活動やイベントに利用されており、アクセスも非常に便利な位置にあります。
施設の構成
このセンターの主要な特徴は、530席を有するホールです。親子室を含むこのホールは、シューボックス型の設計が施されていますが、特別な構造のおかげで最大706席への拡張も可能です。ホールの響きは、音響反射板や能舞台の仕様に対応できるため、さまざまな用途に合わせた使用ができることが魅力です。残響時間は1.1秒から1.9秒の範囲で調節することができ、音楽コンサートや講演会など、多様なイベントに適しています。
また、練習室も完備されており、第一練習室は182m²の広さで約100名が収容可能で、ホールの舞台と同等の広さを誇ります。第二練習室は90m²で、50名程度の収容が可能です。さらに、楽屋や浴室、ゲストルーム、主催者控室といった付帯施設も整っています。
文化情報コーナー
施設内には文化情報コーナーも設けられており、ここでは広島文化復興財団が発行するグラフ誌や広報誌、文化団体の機関誌など、多彩な情報が収集されています。地元の市町村の資料や定期刊行物も手に入るため、文化交流の拠点ともなっています。また、展示スペースやイベントプラザもあり、様々なアートや文化イベントが行われる場となっています。これにより、地域の文化的な発展に寄与する役割も担っています。
利用状況とアクセス
広島県民文化センターふくやまは、
福山市役所の近隣に位置しているため、官公庁による説明会や公式行事にも頻繁に利用されています。また、施設は定期的に休館日が設けられており、6月の最終日曜日と、12月29日から翌年1月3日までの期間となっています。
このセンターへのアクセスも便利で、JR
山陽新幹線や
山陽本線・福塩線の
福山駅から徒歩5分という立地です。さらに、広島空港からはタクシーで約60分、
岡山空港からは約80分で到達可能です。また、
山陽自動車道福山東インターチェンジから約15分、福山西インターチェンジから約30分の距離にありますが、駐車場はないため、近隣の民営駐車場を利用する必要があります。
このように、
広島県民文化センターふくやまは文化イベントの開催に適した施設でありながら、地域の文化交流の拠点としての役割を果たし、多くの人々に利用されています。