広島県立中央森林公園

広島県立中央森林公園は、広島県三原市にある広大な森林公園です。1993年の広島空港開港に合わせて周辺に整備され、自然の中で様々なアクティビティを楽しめる県民の憩いの場となっています。運営管理は、県が中心となって設立した財団法人中央森林公園協会が行っています。

主な施設

サイクリングロード: 国際自転車競技連合 (UCI) 公認のロードレースコースがあり、本格的なレースから家族向けのサイクリングまで楽しめます。空港の外周を一周する12.3kmのコースは、1994年アジア競技大会自転車個人ロードレースの会場にもなりました。その他、全日本自転車競技選手権大会などの主要な自転車競技大会が開催されています。また、家族連れ向けには1周1.5kmから2.9kmのコースも整備されており、気軽にサイクリングを楽しめます。自転車の貸し出しも行っています。
三景園: 空港開港を記念して造られた約6haの回遊式庭園です。広島県の代表的な風景である山・里・海をテーマに、美しい景観が広がります。庭園内では茶会も催され、日本の伝統文化に触れることもできます。入園料は必要ですが、県の減免制度により、一定の条件を満たす方は無料で入園できます。
運動広場: 公園の東端にある天然芝のグラウンドで、通称「本郷グラウンド」と呼ばれています。ラグビーやサッカーの試合会場として2面、ソフトボール会場として4面取ることができ、主に県下の主要ラグビー会場として利用されています。
用倉大橋: サイクリングロードを構成する木造の斜張橋で、その長さは日本最長を誇ります。橋の上からは、公園の豊かな自然を一望できます。

見どころ

公園内からは、滑走路を離着陸する飛行機を間近に見ることができます。迫力満点の光景は、家族連れや航空ファンに人気で、スポッティングや撮影を楽しむ人々で賑わっています。

アクセス

車: 山陽自動車道の河内ICまたは本郷ICから広島県道82号広島空港本郷線を経由。
バス: 広島空港を発着するエアポートリムジンが、公園近くの中央森林公園バス停に停車。
* 徒歩: 広島空港から徒歩約10分。

広島県立中央森林公園は、豊かな自然の中でスポーツやレクリエーションを楽しめるだけでなく、飛行機の離着陸を見学できるなど、様々な魅力が詰まった公園です。家族や友人と、あるいは一人で、心ゆくまで自然を満喫してみてはいかがでしょうか。

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