御代志駅

御代志駅（みよしえき）

熊本県合志市御代志に位置する御代志駅は、熊本電気鉄道菊池線の終着駅です。駅番号はKD19。かつては菊池駅まで路線が続いていましたが、現在は御代志駅が終点となっています。

歴史

1913年（大正2年）8月27日: 開業。
1959年（昭和34年）10月1日: 駅移設。
1963年（昭和38年）4月1日: 交換設備撤去。無人化。
1986年（昭和61年）2月16日: 当駅 - 菊池間廃止により終点駅となる。
2015年（平成27年）4月1日: 交通系ICカード「熊本地域振興ICカード（くまモンのIC CARD）」に対応。
2019年（令和元年）10月1日: 駅ナンバリング導入。
2022年（令和4年）10月10日: 合志市の御代志地区土地区画整理事業に伴い、線路と駅を約200メートル南東に移設。駅舎（有人窓口）が竣工し、バス・タクシーの乗降場も整備。駅員が再配置。

御代志駅は、開業から100年以上の歴史を持つ駅であり、時代の変化とともにその姿を変えてきました。特に、2022年の大規模な移設工事は、駅の機能を大きく向上させ、周辺地域の利便性向上に貢献しています。

駅構造

現在の御代志駅は、頭端式ホーム1面1線の地上駅です。しかし、将来的な需要を見据え、1面2線化できるよう準備工事が行われています。駅には駅員が配置されていますが、主な業務は定期券などの発売であり、集改札は電車内で行われます。駅前にはロータリーが整備され、バス停留所が設置されています。

以前の駅は、木造駅舎を持つ有人駅で、島式ホーム1面2線、貨物側線と貨物用ホームを備えた列車交換駅でした。しかし、1963年に交換設備が撤去され無人駅となりました。その後、1986年の菊池間廃止時に、バス路線への転換と駅の利便性向上のために大規模な工事が行われ、現在の形となりました。

旧駅の線路は、駅構内に入る手前で右にカーブしており、交換駅だった頃の面影を残していました。ICカード読み取り機は、旧駅時代はホームに設置されていましたが、新駅舎では駅入口に設置されています。

利用状況

2014年度の一日当たりの乗車人員数は379人でした。

駅周辺

御代志駅周辺では、2018年度から土地区画整理事業が進められ、道路工事も行われています。駅南側では、国道387号と市道がクランク状に接続していたため、渋滞が発生していましたが、市道が付け替えられ、2023年8月23日に十字路に変更されました。さらに、同年8月末には熊本電鉄が駅北側に駐輪場を整備しました。

主な周辺施設は以下の通りです。

合志市役所西合志庁舎（旧・西合志町役場）
合志市西合志図書館
合志市西合志郷土資料館
西合志郵便局
国立療養所菊池恵楓園
TKU御代志住宅展示場（旧・御代志駅と周辺施設跡）
業務スーパー御代志店（同上）
国立病院機構熊本再春医療センター
熊本県農業公園
国道387号

利用可能なバス路線

駅構内のロータリーには御代志停留所があり、バス路線が利用可能です。

隣の駅

熊本電気鉄道

■菊池線: 再春医療センター前駅（KD18） - 御代志駅（KD19）

かつて存在した路線

熊本電気鉄道

■菊池線（廃止区間）: 御代志駅 - 大池駅

関連項目

日本の[[鉄道駅一覧]]
三次駅 - 広島県のJR西日本芸備線にある同じ読みの駅

外部リンク

御代志駅（路線図・駅情報） - 熊本電気鉄道

御代志駅は、その歴史と変化の中で、地域の人々の生活を支える重要な役割を果たしてきました。駅周辺の再開発とともに、今後もその役割はますます重要になるでしょう。

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