愛知中学校・高等学校

愛知中学校・高等学校の概要

愛知中学校・高等学校（あいちちゅうがっこう・こうとうがっこう）は、愛知県名古屋市千種区光が丘二丁目に所在する私立の教育機関です。1876年に設立され、長い間男子校として運営されていましたが、2004年度から中学校、2005年度から高等学校が男女共学に移行しました。この学校は曹洞宗に由来し、仏教教育の一環として仏教の授業が行われています。

この学校は、滋賀県にある別の愛知中学校とは異なる公立の私立校です。歴史的には1882年頃より著名な翻訳家で著作家の渋江保が校長を務めていたこともあります。

沿革

愛知中学校は1876年に曹洞宗専門支校として設立され、その名称は1902年に「曹洞宗第三中学林」と改称されました。1921年には名古屋市千種区の楠元町へ移転し、1925年に「愛知中学校」となりました。1948年には新制高等学校を開設し、1951年には法人名が愛知学院に変更されました。1967年に現在の千種区光が丘に校舎を移転し、1992年に中学校が再開されました。男女共学化は2004年と2005年で完了し、現在の教育課程に至っています。

進路

愛知中学校・高等学校の進路は多様で、特に大学進学が強く奨励されていますかつてはコース制がありましたが、現在は3年制と6年制のコースに分かれています。生徒はそれぞれのコースで進学クラスや選抜クラスに参加し、さらに難関の医歯薬系大学を目指す医歯薬クラスも設けられています。また、2024年度には国際教養コースが新たに導入され、主に英語力の向上を図るカリキュラムが実施されます。

部活動

愛知中学校・高等学校には、多様な34の部活動および同好会が運営されており、運動部、文化部、同好会の活動を通じて生徒たちは社会性を育む機会を得ています。

不祥事

学校は過去にいくつかの不祥事を経験しています。例えば、1979年には教員が視覚障害を理由に差別される事案が発生し、その後裁判に至りました。また、2017年には柔道部員に関する事故が発生し、この件も裁判に持ち込まれ損害賠償を命じられました。

野球の歴史

愛知中学校・高等学校は、高校野球においても一定の実績があります。選抜高等学校野球大会や全国高等学校野球選手権大会への出場歴があり、特に1994年の全国大会では3回戦に進出しました。

アクセス

名古屋市営バスの「光が丘」バス停から徒歩約3分、地下鉄名城線の自由ヶ丘駅からも徒歩約15分の距離に位置しています。このアクセスの良さにより、通学が便利です。

愛知中学校・高等学校は、これまでに培った教育の伝統を大切にしつつ、現代社会に即した教育課程の導入を進めています。

もう一度検索