戸田隆矢

戸田隆矢のプロフィール

戸田 隆矢（とだ たかや）は、1993年6月10日生まれで、兵庫県神戸市出身の元プロ野球選手です。ポジションは投手で、左投左打の選手でした。プロ野球界では、広島東洋カープに所属しており、選手としてのキャリアを築いていきました。

経歴

プロ入り前

戸田選手は、神戸市立神陵台中学校に在籍中、神戸須磨クラブでエースとして活躍。次に樟南高校に進学し、1年目は甲子園出場を果たせなかったものの、2年時からはエースとしてチームを牽引しました。2011年のプロ野球ドラフトで広島東洋カープから3位指名を受け、プロ入りを果たしました。

広島時代

プロ入り初年の2012年、戸田選手は二軍で11試合に登板し、4勝2敗と好成績を収めました。9月には一軍に初昇格し、読売ジャイアンツ戦でプロ初登板を果たしますが、結果は2失点での敗戦でした。

2014年には横浜DeNAベイスターズ戦で初勝利を挙げ、次第に中継ぎ投手としても経験を積みました。2015年には一時的にリリーフを主な役割としながらも、怪我の影響で出場機会が減少しました。

2016年にはプロ初の完封勝利を記録し、その後怪我に苦しみながらも、何度か一軍と二軍を行き来しました。しかし、2019年以降は一軍での登板がなく、2020年には左肘の手術を受ける決断をします。

2022年に戦力外通告を受けた後、現役を引退することが決まりました。

現役引退後

引退後の戸田選手は、2022年に結婚した奥様と共に合同会社を設立し、広島名物のレモン栽培に取り組むことを公表しました。2023年1月からは新たな生活を開始し、土壌作りから始めるなど、レモン農家としての活動を進めています。また、動画配信や動物愛護の活動にもコミットしています。

さらに、同年には「合同会社MINATO」を設立し、野球教室を開くなど、これまでの経験を生かした取り組みも行っています。

選手としての特徴

戸田選手は、身長180cmから繰り出す最速149km/hのストレートが武器であり、変化球では特にスライダーに自信を持っていました。愛称は「トッティ」で、プロ入りした野間峻祥選手とは中学校時代からのチームメートです。

記録

戸田選手の記録は多岐にわたります。初登板は2012年9月12日に行った読売ジャイアンツとの試合で、初勝利は2014年7月16日の横浜DeNAベイスターズ戦で達成しました。また、2016年には初完封勝利を飾りました。

まとめ

戸田隆矢選手のプロ野球キャリアは、その努力と情熱によって成り立っています。引退後の新たなスタートを切った彼が、レモン農家としてどのように成長していくのか、そして野球教室の活動を通じてどのように若い選手たちに影響を与えるのか、今後の活動に注目していきたいと思います。

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