扉温泉

扉温泉は、長野県松本市に位置する温泉地です。標高1,050〜1,100メートルの奈良井川水系薄川の渓谷沿いにあり、豊かな自然に囲まれています。

泉質

泉質は単純炭酸泉で、源泉温度は29.9℃です。無色無臭で、pH8.81の弱アルカリ性を示します。肌に優しい泉質で、湯上がりはさっぱりとした感覚を味わえます。

温泉街

温泉街には、日帰り入浴施設「生活改善センター檜の湯」があります。入浴料は大人1人300円、中学生150円とリーズナブルで、気軽に温泉を楽しむことができます。石鹸は持参が必要です。

宿泊施設としては、明神館が営業しています。かつては湯元 群鷹館も営業していましたが、現在は閉館しています。長野県道67号松本和田線を扉峠へ向かうと、これらの施設が見えてきます。

歴史

扉温泉の地名の由来は、天岩戸を開けたとされる天手力雄命が、戸（扉）を戸隠神社に運ぶ途中で、この地で休息したという神話に由来する扉峠に因んでいます。この地は、明治時代初期から胃腸病に効能のある温泉地として知られ、多くの人々に保養地として利用されてきました。

1869年には、湯元群鷹館が開業しました。その後、1931年には明神館が開業し、現在に至ります。歴史ある温泉地として、今も多くの人に親しまれています。

アクセス

鉄道を利用する場合、篠ノ井線松本駅で下車し、バスで約30分の距離です。大手橋バス停からは、宿泊施設である明神館の送迎バスが利用できます。自家用車の場合は、長野県道67号松本和田線を経由してアクセスできます。

関連情報

* 扉温泉 - 明神館

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