拝島ライナー

拝島ライナー：西武新宿駅から拝島駅への快適な旅

概要

拝島ライナーは、西武[[鉄道]]が運行する西武新宿駅と拝島駅を結ぶ座席指定制の有料列車です。2018年3月10日のダイヤ改正で、夕方から夜間にかけて西武新宿駅から拝島駅へ向かう下り列車として運行を開始しました。その後、2023年3月には、朝の時間帯に拝島駅から西武新宿駅へ向かう上り列車も運行開始するなど、利用者の利便性向上に努めています。

運行形態

下り列車は、毎日17時から22時台まで、西武新宿駅から拝島駅に向けて毎時1本、計6本運行されています。小平駅で所沢・本川越方面行きの一般列車と接続し、小平駅からは拝島線内の各駅に停車します。上り列車は、平日の朝に拝島駅から西武新宿駅に向けて3本運行されています。

座席指定券は、大人400円、小児200円の均一料金で、券面の着駅まで有効です。なお、指定券を購入せずに乗車した場合は、車内精算となり、200円の追加料金が発生します。下り列車の小平駅から先の区間は、乗車券のみで乗車でき、空席があれば着席可能です。

車両と設備

拝島ライナーに使用される車両は、西武40000系電車（0番台）です。この車両はデュアルシートを備え、クロスシート配置で利用者に快適な空間を提供しています。照明は電球色を使用し、落ち着いた雰囲気を演出。弱冷房車の設定は解除されています。また、4ドア車であることを活かし、各車両1か所のみ扉を開ける限定開扉を実施することで、効率的な乗降を実現しています。ただし、下り列車の小平駅以降の各駅と、上り列車の高田馬場駅・西武新宿駅では全ての扉が開きます。

停車駅

停車駅は、西武新宿駅、高田馬場駅、および拝島線内の各駅です。上下列車で停車駅は共通ですが、西武新宿駅-高田馬場駅間の利用、および上り列車の拝島線内のみの利用はできません。


歴史

拝島ライナーの運行開始以前には、臨時特急として数回運転されています。


2011年12月：レッドアロークラシック運行記念として運転
2012年8月、12月：西武[[鉄道]]創立100周年記念として運転
2013年12月：年末の混雑緩和のため運転
2014年9月、12月：忘年会シーズンに合わせて運転


2018年3月10日のダイヤ改正で、下り列車の定期運行が開始されました。当初は18時台から22時台まで毎時1本、計5本の運行でしたが、2019年3月には17時台に1本増発され、計6本となりました。2020年4月29日からは、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、土休日の運転が一時的に休止されましたが、その後再開されています。2023年3月18日のダイヤ改正により、平日朝の時間帯に上り列車が新設されました。さらに2024年3月16日のダイヤ改正で上り列車の時刻変更と増発が行われ、3本体制となりました。


その他

西武[[鉄道]]では、池袋線系統においても、同様の座席指定制有料列車であるS-TRAINを運行しています。また、新宿駅と拝島駅間は、JR東日本の特急列車「おうめ」も運行しており、競合関係にあります。


まとめ

拝島ライナーは、快適な車両と運行体制で、西武新宿駅と拝島駅間の移動をスムーズにサポートする列車です。座席指定制であるため、安心して乗車でき、ビジネス利用や観光利用など、幅広いニーズに対応しています。

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