文化パルク城陽

文化パルク城陽について

文化パルク城陽（ぶんかパルク じょうよう）は、京都府城陽市にある複合文化施設で、1995年に竣工しました。設計は西村征一郎氏が手掛けています。この施設には、多目的コンサートホールであるプラムホールや、ふれあいホール、プラネタリウム、歴史民俗資料館、図書館、コミュニティセンターなどが併設されており、多様な文化・芸術活動が行われています。

施設の特徴と利用可能なエリア

文化パルク城陽は、広大な敷地面積18,146㎡に対して、延床面積は19,968㎡に達します。主な施設は以下の通りです：

• - プラムホール（大ホール）

- 座席数：1,305席（うち、車椅子席12席）
- 3階席を含む。
- 音楽練習室やスタジオ、ビデオ編集室を併設。

• - ふれあいホール（小ホール）

- 標準で324席（うち1階の250席は可動式）
- 400席まで増席可能。

• - コスモホール（プラネタリウム）

- 座席数：252席（うち、車椅子席6席）
- ドームの直径は23m。

• - 城陽市立図書館

- 約21万冊の図書及び視聴覚資料を所蔵。

• - 城陽市歴史民俗資料館

- 地域の歴史や民俗に関する資料も展示されています。

• - 寺田コミュニティセンター

- プレイルーム、大小会議室、茶室、食事施設なども備えています。

このように、文化パルク城陽は多岐にわたる施設とサービスを提供しており、地域の文化活動への貢献が期待されています。施設の管理運営は、公益財団法人城陽市民余暇活動センターが行っており、市民への開放が積極的に行われています。

施設の歴史と運営の変遷

2018年2月、城陽市はNTTファイナンスに80億円で文化パルク城陽を売却しました。その後、市はこの施設を25年間、賃借する契約を結び、年間約4億円の賃借料を支払い、その後再び市に所有権が戻るセール・アンド・リースバック方式が採用されました。この処分に対し、住民が無効確認を求める訴訟を起こしましたが、2019年5月には京都地裁が原告の訴えを却下。2020年6月の大阪高裁でも一審判決が支持され、最高裁も2020年12月に住民側の上告を棄却しました。

このように、文化パルク城陽はその設立から今日まで、多くの市民や訪問者に親しまれている文化の拠点です。さまざまなイベントや展示が行われるこの施設を訪れることで、地域の文化に触れる貴重な体験が楽しめるでしょう。

アクセス情報

文化パルク城陽へのアクセスは、近鉄京都線の寺田駅から徒歩約10分で到着できます。また、JR奈良線の城陽駅からは、京都京阪バス（城陽さんさんバス）を利用し、「文化パルク城陽」停留所で下車すればすぐです。イベント開催時には急行が臨時停車することもあり、交通の利便性も考慮されています。

文化パルク城陽は、地域の人々のみならず、多くの人々にとって訪れる価値のある文化的なスペースとして、さらに発展が期待されています。

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