斉藤りさ

斉藤 りさ(さいとう りさ)氏は、日本の元タレント、パーソナリティです。本名を大谷理砂といい、1970年11月29日に生まれました。愛知県で生を受けた後、東京都で育ち、東京都立千歳丘高等学校を卒業しました。

芸能活動は、イトーカンパニーに所属したことから始まりました。レーシングチームのPIAAガールを務めた後、1992年にはアイドルグループ「セクシーメイツ」のメンバーとして活動を開始します。染谷正美氏、星野かおり氏と共に、キャンディーズの楽曲をカバーした「年下の男の子」を含むシングル4枚をリリースしました。同年からはテレビ東京系の深夜番組『ギルガメッシュないと』にレギュラー出演し、注目を集めます。

その後、ラジオパーソナリティとして活動の中心を移し、bayfmで数多くの番組を担当しました。『TOKYO BAY LINE 7300』をはじめ、『MARIVE FRIDAY JAM』、『POWER STREET』、『BAY SIDE FREEWAY』など、帯番組や週末の番組など幅広く活躍。特に2005年10月からは、平日の朝の看板番組であるbayfm『POWER BAY MORNING』の月曜・火曜パーソナリティを長期間務め、リスナーからの支持を集めました。また、bayfm以外にも、FM-FUJIの『RADIO-izm』やTBSラジオの『TOYOTA Presents 片山右京のShall We Drive?〜ドライブしようよ!〜』といった番組でもパーソナリティを務めています。

ラジオでの活動と並行して、女優としても活動の幅を広げました。特に記憶に残る役柄としては、1997年9月から1998年8月にかけて放送された毎日放送制作・TBS系の特撮テレビドラマ『ウルトラマンダイナ』で演じた、スーパーGUTSのユミムラ・リョウ隊員役が挙げられます。メカニック担当でありながら、時に感情的な一面も見せる等身大の女性隊員として人気を博し、同作の劇場版や、その後のウルトラマンシリーズの映画作品にも複数回にわたり同役でゲスト出演を果たしています。これ以外にも、『ベストフレンド』や『将太の寿司』、『古畑任三郎』など、様々なテレビドラマに出演しています。

順調にキャリアを重ねていた斉藤氏ですが、2018年に入り、担当していたラジオ番組『POWER BAY MORNING』を休むことが増えました。3月に一時復帰したものの、同月末をもって番組を降板すると同時に、芸能活動からの引退を発表しました。引退の理由については、2018年1月7日に夫であるオフィスウォーカー会長の大谷勝巳氏が癌で逝去したことが大きく影響しており、心身の不調を感じ、気持ちの整理をつけるために芸能界を離れることを決断したとしています。

芸能活動を引退した現在は、夫が設立した所属事務所「オフィスウォーカー」の経営陣に加わっています。夫が生前手掛けていた男性ボーカルグループ「Le Velvets(ル・ヴェルヴェッツ)」の活動を引き継ぎ、プロデューサーとして彼らのマネジメントやプロデュース業に専念しています。芸能界の表舞台からは退きましたが、別の形でエンターテイメントの世界に関わり続けています。

趣味はネイルアートドライブを挙げています。また、かつて木更津袖ヶ浦熱帯村のパッションフルーツ大使を務めたこともあります。

主な出演作品(一部抜粋)



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