新潟薬科大学

新潟薬科大学（にいがたやっかだいがく）は、新潟市秋葉区に位置する私立の大学で、1977年に設立されました。この大学は、薬学部を中心に教育を展開し、2002年には応用生命科学部が設立されるなど、キャンパスの拡充が図られました。2023年4月からは看護学部と医療技術学部が新たに加わり、現在では新津キャンパス、新津駅東キャンパス、西新潟中央病院キャンパスの3つのキャンパス体制が確立されています。

大学の理念

新潟薬科大学を設置する学校法人新潟科学技術学園は、「実学一体」という建学の精神を掲げています。理念としては、「生命の尊厳に基づき、医療科学及び生命科学の教育と研究を通じて人類の教育の増進と環境の保全に寄与する高い専門性と豊かな人間性を有する有能な人材の育成」を挙げています。また、社会進歩に貢献する研究成果を生み出すことも重要な目的としています。

特徴とキャンパス

新潟薬科大学は、新潟県内唯一の薬学部を持ち、特に学生の出身地は新潟県を中心に広がっています。2006年には新津キャンパスに全ての学部が移転し、同時に「新潟バイオリサーチパーク構想」にも寄与する形となりました。教員と学生の比率が良く、個別でのアドバイザー制度を導入しており、学習や就職に対するきめ細やかな支援が行われています。

大学はまた、高度薬剤師教育研究センターを設立し、医療分野の第一線で活躍する講師を招いて「薬剤師生涯教育講座」を実施。地域社会との連携に力を入れており、さまざまなプロジェクトを通じて「社会に開かれた生命科学系総合大学」を目指しています。応用生命科学部では、地元企業と協力し、加工食品や日本酒の開発を行っています。

沿革と発展

新潟薬科大学は長い歴史を有し、1962年に設立準備事務局が設置され、その後1977年に薬学部が設立されました。大学院も1991年から開設され、2004年には薬学部が新津キャンパスへ移転しました。2023年には、医療技術学部と看護学部が新たに設置され、教育の幅が広がっています。近年では国際的な提携も進められ、オーストリアのウィーン大学をはじめとした多くの大学との連携協定を結んでいます。

基礎データ

新潟薬科大学の主要なキャンパスは以下の通りです：

- 新津キャンパス：新潟市秋葉区東島265番地1（大学本部）
- 新津駅東キャンパス：新潟市秋葉区新津本町1丁目
- 西新潟中央病院キャンパス：新潟市西区真砂１丁目14-65
- 附属薬用植物園：新潟県阿賀野市の五頭薬用植物園。

現在、大学は4つの学部と大学院2研究科を設置し、学生の専門性を高めると共に、地域社会や国際的な発展にも貢献していくことを目指しています。

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