日本オーディオ協会

一般社団法人日本オーディオ協会（JAS）

一般社団法人日本オーディオ協会、略称JAS（ジャス）は、オーディオ及びオーディオ・ビジュアル（A&V）分野に関連する団体です。1952年に設立されたこの協会は、音響機器や映像の技術革新に寄与することを目的としており、製造や流通、さらに関連する学術分野において活動しています。法人会員とオーディオに興味を持つ個人会員で構成され、情報の収集や提供など多様な事業を展開しています。

沿革

日本オーディオ協会の歴史は1952年に遡ります。中島健蔵や井深大らの努力により、最初に日本オーディオ学会が創立され、その後すぐに初回のオーディオフェアが開催されました。このイベントでは、NHKの協力のもと、ステレオ再生の実験が行われました。1953年には名称が日本オーディオ協会に改名され、以降の年々では機関誌の創刊やJASコンファレンスの開催といった活動を開始しました。1992年にはA&V分野を活動範囲に加え、社団法人へと組織改編が行われました。

また、1994年には「音の日」を制定し、1996年からは「音の匠」の顕彰を行うなど、オーディオ文化の発展に寄与しています。会報「JASジャーナル」は2006年にメール配信が始まり、最新の情報を会員に届けています。

歴代会長

日本オーディオ協会の歴代会長には、初代の中島健蔵（1952 - 1979）、二代の井深大（1979 - 1992）、三代の中島平太郎（1992 - 2002）、四代の鹿井信雄（2002 - 2007）、五代の校條亮治（2007 - 2018）、そして六代の小川理子（2018 - 現在）が就任しており、それぞれのリーダーシップの下で協会の活動が進められてきました。

事業内容

日本オーディオ協会の事業は、オーディオとA&Vに関する多岐にわたります。調査や研究はもちろん、普及啓発活動や基準作成に取り組んでおり、国内外の関係機関とも連携しています。また、展示会を開催することで、最新の技術や製品を紹介し、業界の発展を促進しています。人材育成にも力を入れており、将来の音響技術者やオーディオエンジニアの育成を目指しています。

所在地

日本オーディオ協会の事務局は東京都港区高輪に位置しており、業界の中心地から活動を展開しています。訪問や問い合わせに関する情報は公式ウェブサイトに記載されています。

このように、日本オーディオ協会はオーディオ及びA&Vの発展と普及を目的に、さまざまな活動を推進し続けています。

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