日本ドライケミカル

日本ドライケミカル株式会社の概要

日本ドライケミカル株式会社は、1955年4月23日に設立された消防機器メーカーです。主に消防車両や各種消火設備を製造・販売しており、長い歴史を持つ企業です。設立当初は消火用の薬剤原料として重曹の供給をしていた旭硝子と資本提携を結びましたが、原材料の変化や事業の多様化が進む中で、両社の関係は次第に薄れていきました。

2000年にはアメリカのタイコグループに買収され完全子会社となり、その後に資本関係は解消されました。かつては他社向けOEM生産も行っていましたが、現在はモリタ社とのみ取引を行っています。2002年には、タイコファイヤーアンドセキュリティージャパンを吸収合併し、事業の幅を広げました。

沿革

日本ドライケミカルの沿革は1955年の設立から始まり、1957年には旭硝子との提携が結ばれました。1991年には東京証券取引所の2部に上場し、1995年に1部へと指定替えが行われましたが、2000年にはタイコグループの完全子会社となり、上場は廃止されました。その後、2011年には2部に再上場し、2012年に初田製作所との提携を発表しました。

2013年には本社を東京都港区台場に移転し、同年12月には再び東京証券取引所の1部に指定されました。2016年には綜合警備保障との資本業務提携や、株式会社ヒューセックとの合併が行われるなど、企業戦略の強化が図られています。

事業内容

日本ドライケミカルは、様々な消火設備や消火器を提供しています。事業には、消火装置、消火器、消火薬剤に加えて、船舶用消防設備や特殊消防車両の設計・製造、販売、施工、保守が含まれています。

消火器ラインナップ

同社の消火器製品には、以下のような種類があります：

• - ABC粉末消火器「PAN」シリーズ：エコマーク認定品、環境に配慮した製品です。
• - PANアルミシリーズ：こちらもエコマーク認定品として知られています。
• - 強化液消火器：中性およびアルカリタイプの両方がラインアップされています。
• - 二酸化炭素消火器：安全で効果的な消火を目的としたモデルです。
• - 住宅用消火器：家庭での安全を考慮した製品となっています。

日本ドライケミカルはこれらの多様な製品を通じて、消防分野におけるニーズに応え続けています。安全で安心な暮らしを支えるため、常に技術革新とサービス向上に努めている企業です。

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