日本ファシリティ・ソリューション

日本ファシリティ・ソリューション株式会社（JFS）

日本ファシリティ・ソリューション株式会社（通称JFS）は、2000年12月に東京電力、三菱商事、関電工、山武の4社の共同出資によって設立された、主にESCO事業を中心とした省エネルギーサービスの企業です。ESCOとは、エネルギーの使用効率を改善し、その結果としてのコスト削減とCO2排出量の減少を、顧客に対して保証するサービスモデルを指します。JFSは、このESCO事業を通じて多くの大規模建物や施設に対して、省エネルギーサービスを提供してきました。

設立の背景と成り立ち

JFSの設立は、環境意識の高まりとともに、省エネルギーの重要性が認識され始めた時期に行われました。特に日本では、エネルギー効率を高めることが求められており、これに応える形で設立されたのです。設立以来、JFSは多岐にわたるプロジェクトを進めており、特に大規模な商業施設や工場において、その効果を上げています。

サービスの多様化

最近では、従来のESCOサービスに加え、大型エネルギーセンターの運営や新築ESCO、さらにはW保証ESCOと呼ばれる新しいサービスメニューにも着手しています。W保証ESCOでは、省エネルギーだけでなくCO2削減の両方を保証する仕組みで、企業や団体にとってより確実な効果を提供できるようになっています。

また、2008年度からは改正省エネルギー法への対応として、企業全体のエネルギー管理をインターネット上で行える「＠エナジー」サービスを開始しました。このサービスにより、利用者は自社のエネルギー使用状況をリアルタイムで把握し、効率的なエネルギー管理が可能になります。

受賞歴と社会的評価

JFSはそのサービスの質を認められ、財団法人省エネルギーセンター主催の優良ESCO事業表彰を何度も受賞しています。これにより、業界内での地位や信用をさらに高めています。特に、2008年には第3回優良ESCO事業表彰で金賞を受賞しており、これは企業の信頼性を示す良い指標となっています。

主な沿革

• - 2000年12月: 設立
• - 2001年4月: ESCO推進協議会に正会員として加盟
• - 2004年7月: ヒートポンプ・蓄熱センターにて表彰
• - 2007年12月: W保証ESCOサービスを開始
• - 2008年1月: 優良ESCO事業表彰で金賞を受賞

設立からの歩みを通じ、JFSは一貫して省エネルギーの重要性を訴え、持続可能な社会の実現に貢献してきました。今後も、より良いサービスの提供と環境負荷の低減に向けた取り組みを続けていくことでしょう。

もう一度検索