日本リート投資法人

日本リート投資法人：概要と沿革

日本リート投資法人は、東京都港区に本部を置く、東証上場（J-REIT）の投資法人です。SBIグループが中心となり運営されています。

当初は双日がメインスポンサーでしたが、2022年11月にSBIファイナンシャルサービシーズがその役割を引き継ぎました。現在、SBIファイナンシャルサービシーズが主要株主であるSBIリートアドバイザーズ株式会社が資産運用会社として業務を担っています。クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド、アジリティー・アセット・アドバイザーズもサブスポンサーとして参画し、多角的な視点から資産運用をサポートしています。

投資対象は、主にオフィスビルですが、住宅や商業施設にも投資を行っています。2010年の設立当初は非上場での運用でしたが、2014年に東京証券取引所に上場し、より多くの投資家から資金調達できるようになりました。上場以来、着実にポートフォリオを拡大し、安定した収益を上げています。

沿革

2010年9月8日: 日本リート投資法人の設立。資産運用会社は当初「ポラリス・インベストメント・アドバイザーズ株式会社」として設立されました。
2010年10月26日: 投信法に基づく登録完了。
2011年3月29日: 資産運用開始。住宅1棟とオフィス3棟を取得しました。
2014年4月24日: 東京証券取引所市場第一部に上場。
* 2022年11月30日: メインスポンサーが双日からSBIファイナンシャルサービシーズに変更。これに伴い、資産運用会社も商号変更されました。

ポートフォリオ

2023年2月27日時点での保有物件数は106物件、取得価格の合計は2,547億円に上ります。オフィスビルが中心ですが、多様なタイプの不動産をバランス良く保有することで、リスク分散と安定した収益確保を目指しています。

資産運用会社：SBIリートアドバイザーズ株式会社

SBIリートアドバイザーズ株式会社は、日本リート投資法人の資産運用を専門に行う会社です。SBIファイナンシャルサービシーズが67%、クッシュマン・アンド・ウェイクフィールドが18%、アジリティー・アセット・アドバイザーズが15%の株式を保有しています。

同社は、エイブル・インベストメント・アドバイザーズ株式会社として設立されました。その後、複数の名称変更を経て、2022年11月に現在の名称となりました。過去の経緯から、不動産投資に関する豊富な経験と専門知識を有しています。

まとめ

日本リート投資法人は、SBIグループの強力なサポートの下、多様な不動産ポートフォリオと専門性の高い資産運用会社によって、安定した成長を続けています。今後も、厳選された不動産への投資と効率的な運用を通じて、投資家の皆様へのリターン最大化を目指していくことでしょう。

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