日本語教育能力検定試験

日本語教育能力検定試験とは

日本語教育能力検定試験（にほんごきょういくのうりょくけんていしけん、Japanese Language Teaching Competency Test）は、公益財団法人日本国際教育支援協会が主催し、公益社団法人日本語教育学会が認定する試験です。日本語教育を行う専門家として、必要となる基礎的な水準に達しているかを検定することを目的としています。

試験の概要

本試験は、日本語教師を目指す方や、現職の日本語教師を対象に、日本語教育の実践に繋がる体系的な知識が基礎的な水準に達しているか、また、状況に応じてそれらの知識を関連付け、多様な現場に対応する能力が基礎的な水準に達しているかを検定するものです。

国家試験や公的試験ではありませんが、「日本語教育施設の運営に関する基準について」の文書内において、日本語教育機関の教員の要件の一つとして、「日本語教育能力検定試験に合格した者」と明記されています。

1986年から始まり、2010年度試験は日本国内7地域で開催されました。試験は年に1度、10月の第3もしくは第4日曜日に実施されます。

2011年のデータでは、応募者数7,034人、受験者数5,732人、合格者数1,527人であり、合格率は26.6%でした。

試験は、試験Ⅰ・試験Ⅱ・試験Ⅲの三部構成となっています。

試験内容

試験は1日で行われ、午前中に試験Ⅰ、昼休みを挟んで試験Ⅱ・Ⅲが実施されます。

出題範囲

出題範囲は以下の通りです（ただし、全範囲が出題されるわけではありません）。

社会・文化・地域
言語と社会
心理・教育
異文化理解
コミュニケーション
日本語の構造
日本語の音声
日本語の文字と語彙
日本語の文法
言語習得
教授法
教材
評価

出願

受付期間

6月下旬から8月上旬です。

出願方法

出願書類が同封されている「受験案内」が、願書受付期間中、主要な書店で販売されます（販売価格400円）。受験料（17,000円）を所定の振替払込用紙で払い込み、出願書類を特定記録郵便で送付します。

身体の障害により特別措置が必要な場合は、出願前に主催者に電話連絡が必要です。

受験票は9月下旬に発送されます。

海外からの出願はできません。海外在住者が出願する場合は、日本国内在住の代理人に代行を依頼する必要があります。

合否結果

合格点は公表されていません。

試験問題の冊子は、試験後に持ち帰ることができます。

試験の結果は、12月中旬に発送されます。合格者には合格証書が送付されます。

関連項目

日本語教師
日本語教育
日本語能力[[試験]]
日本の[[語学に関する資格一覧]]
日本の[[検定試験一覧]]

外部リンク

JEES日本語教育能力検定試験ホーム
日本語教育学会
* 日本語教育振興協会

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