木村ミノル

木村ミノル

木村ミノル（Kimura "Philip" Minoru、1993年9月9日生まれ）はブラジル出身のプロキックボクサーで、Battle-Boxに所属しています。彼はK-1 WORLD GPでのスーパーウェルター級と、Krushウェルター級の2つの王座を獲得した実力派選手です。父親はイタリア系ブラジル人、母親は日系ブラジル人で、ブラジルのクリチバで生まれ、3歳の時に日本に移住しました。

格闘技への目覚めと初期のキャリア

木村は幼少期にアクション映画に触れたことがきっかけで格闘技に興味を持ち、10歳の時に近所のキック[[ボクシング]]ジムに入会しました。2010年9月20日に竹岡龍助との対戦でプロデビューを果たしますが、初戦は引き分けに終わります。しかし、その後の成績は順調で、2011年にはMA日本ライト級新人王トーナメントで優勝し、その名を広めました。

K-1とKrushでの成功

2018年にはKrushウェルター級王座を獲得し、成功を収めます。特に2019年5月の防衛戦では、膝蹴りでダウンを奪い返す逆転劇を演じて話題になりました。さらに、2020年にはK-1 WORLD GP第3代スーパーウェルター級王座を獲得したことで、名実ともにトップキックボクサーとしての地位を確立しました。

しかし、2021年12月の試合ではKO負けを喫し、その後のキャリアの方向性が見直されることになります。彼はK-1を離れ、他の団体への出場を考え始めます。

RIZINでの挑戦

2022年以降、木村はRIZINの舞台でも戦うことを決意し、総合格闘技の試合で活躍する姿勢を見せました。2023年にはRIZIN.43で復帰しKO勝ちをおさめましたが、ドーピング問題が浮上することになります。これにより試合結果は無効となり、出場停止処分を受けることに。しかし、彼はこれを乗り越え、再びリングに立つ意欲を見せています。

格闘技に対する情熱

木村は、魔裟斗やヴァンダレイ・シウバなどの選手を尊敬しており、試合の入場曲にシウバの曲を使用するなどの関心があります。また、格闘技全般、特に総合格闘技に強い興味を持っており、「最強を決める舞台」としての価値を強調しています。彼はKO勝ちの際にカメラを凝視する独特のポーズでファンを惹きつけています。

今後の展望

木村はK-1を離れた後、ボクシングへの転向を考えましたが、それが自分に合わないと悟り、RIZINでの多角的な闘技活動に魅力を見出しています。2024年には新たな挑戦としてK-1 WORLD MAX王者ブアカーオとの対戦予定です。木村は今後も様々なスタイルで「最強の生物」を目指す姿勢を見せています。彼の今後の活躍に期待が寄せられています。

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