東京たま広域資源循環組合

東京たま広域資源循環組合の概要

東京たま広域資源循環組合は、東京都多摩地域の25市と1町からなる自治体の一部事務組合で、廃棄物の処理とリサイクル活動を専門にしています。その本部は東京都西多摩郡日の出町に位置し、1980年に創設されました。当初は「東京都三多摩地域廃棄物広域処分組合」としてスタートし、一般廃棄物の最終処分場の設置と運営を目的としていました。2006年からは名称を変更し、エコセメント化事業を通じてごみ焼却灰のリサイクルにも取り組むようになりました。

沿革

この組合の設立は1976年に遡ります。当初の前身である「東京都市廃棄物処分地管理組合」が設立され、その後1980年に現在の名称に変更されました。1984年には、日の出町に「谷戸沢廃棄物広域処分場」が開設されました。1998年には「二ツ塚廃棄物広域処分場」がオープンし、両処分場は地域の廃棄物処理の重要な拠点となっています。

1991年には羽村町が市制施行を行い、組合の構成自治体が変更されたり、2006年の名称変更を経て、組合は環境保護と持続可能な資源管理を目指す姿勢を強めてきました。

主な事業内容

東京たま広域資源循環組合は、以下の事業を主に行っています：
1. 一般廃棄物の最終処分
各市町圏から排出される廃棄物を収集し、適切に処分するための施設の整備と運営を行います。
2. エコセメント化事業
ごみ焼却灰をリサイクルしてセメントを製造する取り組みを行い、環境保護に貢献しています。

施設

組合の施設は以下の通りです：

• - 本部事務所：東京都西多摩郡日の出町大字大久野7642番地。2014年には府中市の東京自治会館から移転しました。
• - 谷戸沢廃棄物広域処分場：1998年に埋め立てが終了した処分場で、見学者向けの「谷戸沢記念館」が設置されています。
• - 二ツ塚廃棄物広域処分場：エコセメント化施設が併設される処分場です。

構成自治体

組合は次の自治体で構成されています：八王子市、立川市、武蔵野市、三鷹市、青梅市、府中市、昭島市、調布市、町田市など、合計26の市町です。しかしながら、日の出町とあきる野市、奥多摩町、檜原村はこの組合には加盟しておらず、別の西秋川衛生組合を形成しています。

組織と運営

この組合には、組合議会、管理者、副管理者、理事会などが存在し、地域のニーズに応じた運営がされています。議会は構成市町の議員によって構成され、執行機関が運営の実務を担っています。

結論

東京たま広域資源循環組合は、地域住民の生活を支える重要な役割を果たしており、今後も持続可能な廃棄物処理とリサイクルの推進に貢献していくでしょう。

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