東京商工リサーチ

株式会社東京商工リサーチについて

概要

株式会社東京商工リサーチ（英名: TOKYO SHOKO RESEARCH, LTD.、略称: TSR）は、東京都千代田区に本社を置く国内第2の信用調査会社です。1892年、「商工社」として創業し、業界で最も歴史のある会社の一つです。1933年には「株式会社東京商工興信所」として法人化し、1974年に現在の名称に変更されました。

同社は、国内の信用調査業界において帝国データバンクに次ぐ地位を占めており、日本全国に82の事業所（支社8、支店74）を展開しています。

D&Bとの提携

1994年、TSRは世界有数の信用調査会社であるダンアンドブラッドストリート（D&B）と提携を結びました。この提携により、国内外の与信情報を提供する能力が強化され、世界200カ国以上、2億件を超える企業データにアクセスできる体制が整いました。

さらに、2007年にはジョイントベンチャー「ダンアンドブラッドストリートTSR株式会社」を設立し、2012年には国内の企業データベースとD&Bのグローバルネットワークを活用した、史上最大の企業データベースを効率的に提供する体制に移行しました。現在、TSRは日本国内でD&B製品サービスの唯一のプロバイダーとして運営されています。また、D&Bとの連携により1996年から、DUNSナンバーの国内発行管理業務も担っています。

事業内容

TSRの主な事業としては、国内外企業の信用調査があり、集めた企業情報を基にしたデータベース事業や情報提供事業も展開しています。現在、国内最大級の企業データベースを保有し、400万社以上の情報を蓄積。これにより、インターネット経由で企業情報を取得できるtsr-van2や、詳細な企業情報を記載したTSRレポートなどが一般に広く知られています。

これらの情報は、他のディストリビューターにも利用されており、多方面にわたる用途があります。

倒産集計・発表業務

TSRは、毎月中頃において、前月の倒産件数をマスメディアを通じて公表しています。これはTSRと帝国データバンクが共同で行っているもので、特に帝国データバンクが情報収集の困難さから集計基準を変更した2005年以降、TSRは独自の情報網を利用して「銀行取引停止処分」を含む集計を維持しており、精度の高い倒産件数を提供しています。

そのため、業界内ではTSRが発表する倒産統計が重要な指標と見なされています。

脚注

TSRの活動は、日本の経済やビジネス環境において重要な役割を果たしており、信用調査の分野での持続的な成長と信頼性の確保に貢献しています。

関連項目

• - 信用調査会社
• - 帝国データバンク
• - 東洋経済新報社
• - 日本経済新聞社

外部リンク

• - 東京商工リサーチ
• - ダンアンドブラッドストリート（D&B）
• - 東京商工リサーチ (@TSR_NEWS) - X（旧Twitter）
• - TSR（東京商工リサーチ） - Facebook
• - 東京商工リサーチ（TSR）採用情報 - Facebook
• - TSR（東京商工リサーチ） - YouTubeチャンネル

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