東京都市大学

東京都市大学

東京都市大学（Tokyo City University、略称: TCU）は、東京都世田谷区玉堤に本部を構える私立大学です。1929年に創立され、1949年に大学として設置されました。大学の略称は「都市大」として広く知られています。

概要

東京都市大学の設立当初は武蔵高等工科学校であり、東京高等工商学校の教授陣が基盤となって創設されました。1939年に現在の玉堤の所在地に移転し、1949年に武蔵工業大学に改称しました。その後、1955年には五島育英会に管理が移り、2009年に大学名を東京都市大学に変更しました。これに伴い、東横学園女子短期大学を統合し、現在では理工学部、建築都市デザイン学部、情報工学部など、計8学部を有する大規模な大学へと成長しています。

建学の精神

東京都市大学は創立以来「公正・自由・自治」を理念として掲げています。これまでの教育活動において、社会的な責任感を持った人材の育成に力を注いでいます。

沿革

以下に、東京都市大学の沿革を示します。

• - 1929年 - 武蔵高等工科学校として創立（電気・土木・建築の各工学科設置）。
• - 1949年 - 学制改革により武蔵工業大学に昇格。
• - 2009年 - 東京都市大学に名称変更し、5学部16学科の体制に移行。
• - 2020年 - 工学部を理工学部、知識工学部を情報工学部に改称。
• - 2023年 - デザイン・データ科学部が新設され、8学部体制が確立。

現在、2023年度の志願者数は24,644人を記録し、日本の大学の中で志願者数第29位となっています。また、卒業生の就職率も高く評価されています。

キャンパスと施設

東京都市大学は主に三つのキャンパスを運営しています。世田谷キャンパス、横浜キャンパス、王禅寺キャンパスの各キャンパスはそれぞれ異なる学部や研究科を持ち、充実した教育環境を提供しています。特に世田谷キャンパスは広大な敷地で、図書館や様々な研究施設が設置されています。

教育・研究

東京都市大学では、専門的な知識と技術を提供することを目指しており、特に工学系教育に強みがあります。また、各学部には専攻科目が設けられており、学生は自らの興味に応じて学習できる環境が整っています。研究活動も活発で、高度な研究施設が完備され、国内外の他大学との協定も結ばれています。

学生生活

多彩なサークル活動や学園祭も活発に行われており、学生たちが主体的に活動できる環境が整っています。特に、世田谷祭や横浜祭では地域住民を巻き込んだ催しが行われ、多くの参加者で賑わっています。スポーツ活動も盛んで、ラグビー部やアメリカンフットボール部など、競技の強豪として知られています。

未来に向けて

東京都市大学は今後も社会のニーズに応じた教育の提供や、研究の高度化に努め、多様な人材の育成を続けていくことを目指しています。

もう一度検索