東姫路駅

東姫路駅：姫路の新たな玄関口

東姫路駅は、兵庫県姫路市市之郷にある西日本旅客鉄道（JR西日本）山陽本線の駅です。JR神戸線愛称区間にも含まれ、駅番号はJR-A84。全国的に知られる姫路駅に隣接する立地から、その存在感を示す駅名となっています。

歴史：姫路市街地再開発の中核

東姫路駅の建設は、姫路駅周辺のJR山陽本線、播但線、姫新線の連続立体交差事業の一環として進められました。市之郷遺跡の上に建設された駅は、周辺市街地の再開発、区画整理、土地利用の促進、そして地域住民の利便性向上に大きく貢献しています。29億円という事業費は、駅施設整備（27億円）と駅前広場整備（2億円）に充てられ、駅施設費用の3分の2は国庫補助金を含む姫路市の負担、駅前広場整備費用は全額姫路市が負担しました。

1997年には、現在の東姫路駅付近までの高架化工事が完了。その後、新駅設置がJR西日本から姫路市に提案され、2013年にはJR西日本との覚書締結、工事協定締結を経て、2015年には駅名が正式に「東姫路駅」と決定されました。そして2016年3月26日、山陽本線（JR神戸線）の姫路駅～御着駅間に東姫路駅が開業しました。2018年には駅ナンバリングが導入され、2022年にはみどりの券売機が更新されました。

駅構造：快適な利用環境

東姫路駅は、12両編成に対応した2面2線の相対式ホームを持つ高架駅です。ホームの西半分には上屋が設置され、雨風から守られた快適な空間を提供しています。地上駅舎には自動改札機3通路と券売機3台が設置され、ホームへのアクセスにはエレベーターが設置されています。ICOCAなどのICカードも利用可能です。また、駅業務はJR西日本交通サービスに委託されており、一部時間帯は無人対応となっています。駅出入口にはタッチパネル式案内板があり、周辺地図や時刻表などの確認が容易です。改札外にはトイレ、改札内には駅スタンプが設置されています。接近メロディーは、JR神戸線標準接近メロディ「さざなみ」のアレンジ版が使用されています。

ダイヤと利用状況：地域交通の要

日中時間帯（11時～15時台）は1時間に2本の電車が停車します。朝夕は本数が増加します。三ノ宮・大阪方面への上り列車は、加古川駅で新快速と乗り換えが可能です。下り列車は姫路行きや網干行きが中心ですが、朝晩には上郡行きや赤穂線直通の播州赤穂行きも運行されています。2021年度の1日平均乗車人員は約1,320人で、JR神戸線内では最も利用者の少ない駅です。

駅周辺：発展を続ける地域

東姫路駅は市川の西岸に位置し、周辺地域は発展を続けています。駅周辺には、公共施設や商業施設などがあり、生活利便性の高いエリアとなっています。バス路線も整備されており、周辺地域へのアクセスも容易です。

アクセス：

JR神戸線（山陽本線）
御着駅：東姫路駅の隣の駅
* 姫路駅：東姫路駅の隣の駅

東姫路駅は、姫路市の発展に貢献する重要な交通拠点として、地域住民の生活を支え、更なる発展に期待される駅です。

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