東海漬物

東海漬物株式会社の概要

東海漬物株式会社（とうかいつけもの）は、愛知県豊橋市を拠点に、漬物を中心とした食品の製造と販売を行っている企業です。コーポレート・スローガンとして「純日本品質」を掲げ、日本の伝統的な味を守り続けています。

会社の歴史

この会社は1941年に名古屋で設立されましたが、戦争の影響で1945年に田原町へ本社を移転。その後、1962年には豊橋市に本社を再移転し、さらなる発展を遂げました。初期は樽詰め漬物の製造を行っていましたが、1960年に袋詰め漬物市場へも参入しました。

「きゅうりのキューちゃん」として知られる本漬けの代表商品は1962年に誕生し、今日でも多くのファンに親しまれるロングセラー商品として愛され続けています。この商品は1977年には10億袋を販売するに至りました。

近年の動向

会社は、2014年まで業界最大手であるピックルスコーポレーションの親会社でしたが、現在はその株式15.20%を保有する筆頭株主です。最近では、さまざまな新商品の開発にも取り組んでおり、2010年にはアニメ「けいおん!」のキャラクターにちなんだ商品を発売したり、2012年には「きゅうりのキューちゃん」の発売50周年を記念したリニューアル版を出すなどしています。

主要製品と事業所

主な商品ラインには本漬け、キムチ、浅漬けの3つがあり、特に「きゅうりのキューちゃん」はその代表格です。最近では様々な種類のキムチも展開しており、熟うま辛キムチや赤から監修のキムチなども注目を集めています。さらに、製造拠点は田原市や豊橋市を始めとした複数の工場が設置されており、効率的な生産体制を整えています。

子会社と関連企業

東海漬物株式会社は、日高フレッシュや株式会社荒井食品、株式会社太陽漬物などの関連企業を持ち、これらの会社では浅漬けや沢庵の製造・販売を行っています。また、事業所としては東京、大阪、名古屋に支店があり、さらに全国各地の営業所を通じて広範なネットワークを築いています。

結び

東海漬物株式会社は、創業から70年以上の歴史を持つ信頼の食品メーカーであり、今後も伝統的な日本の味を守りつつ、革新的な商品開発に挑戦し続けていくことでしょう。

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