東銀リース

東銀リース株式会社の概要

東銀リース株式会社（とうぎんリース、英: BOT Lease Co., Ltd.）は、日本のリース会社で、東京都中央区に本社を構えています。この企業は、三菱UFJフィナンシャル・グループの一部であり、1979年に東京銀行を母体として設立されました。設立と同年に香港に現地法人を設立し以降、アジアやヨーロッパ（特にドイツやロシア）への海外展開を進めています。

特筆すべきは、東京銀行が三菱銀行に吸収合併された後も、旧東京銀行のシンボルを使用し続けている点です。また、旧三菱銀行系およびUFJ銀行系のリース会社が統合した「三菱HCキャピタル」とは別に、独自の路線を維持しています。2022年度時点では三菱UFJフィナンシャル・グループが28.5%の議決権を保有している持分法適用関連会社であり、さらに同年の第三者割当増資を通じて、みずほ系のリース大手である東京センチュリーや農林中央金庫の持分法適用会社にもなりました。

沿革

設立から現在までの間に、東銀リースは数回の重要なマイルストーンを達成してきました。1979年に設立された後、すぐに香港に現地法人を設立しました。1982年にはインドネシアに今回のグループに属するPT. BUMIPUTERA-BOT LEASEを設立し、続けて1983年には新日本橋通商株式会社を、1985年にはドイツにBOT Lease（Deutschland) GmbHを共同設立しました。

1986年に日本橋テクトロニクス株式会社、1987年にはトコスエンタプライズ株式会社の設立を経て、1990年にはタイにBangkok Tokyo Leasing Co., Ltd.を設立しました。1993年からは事務受託業務が開始され、1996年にはフィリピンにBOT LEASE AND FINANCE PHILIPPINES, INC.が設立されました。

2001年には東銀リース債権回収株式会社を設立し、2004年には上海に駐在員事務所を開設しました。2006年には本社を日本橋本町に移転し、さらに2007年にはBOT Lease（Eurasia）LLC.が設立されました。2011年以降は中国の事業拡大を進め、東銀租賃咨詢（上海）有限公司や東銀融資租賃（天津）有限公司を設立しました。

2015年、本社は日本橋二丁目の東京日本橋タワーに移転し、2022年3月には新川へ再度移転しました。

6月には三菱UFJ銀行、農林中央金庫、東京センチュリーとの資本業務提携を発表し、10月には新たな株式の取得に伴う第三者割当増資を実施しました。この結果、農林中央金庫と東京センチュリーはそれぞれ25%の株式を取得し、さらなる成長が期待されています。

グループ会社

東銀リースには以下のようなグループ会社があります。

• - 日本橋ティージーサービス株式会社
• - 新日本橋通商株式会社
• - トコスエンタプライズ株式会社

今後も東銀リースは、リース事業を中心に国内外での展開を拡大し、信頼性と成長を兼ね備えた企業としての一層の発展が期待されています。公式ウェブサイトでは最新情報やサービスに関する詳細が確認できます。

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