東電不動産

東電不動産株式会社の概要

東電不動産株式会社（とうでんふどうさん）は、東京電力ホールディングスの完全子会社として1955年に設立されました。本社は東京都中央区に位置し、不動産業界での多岐にわたるサービスを展開しています。

会社の沿革

設立当初、東電不動産は不動産仲介業務からスタートしました。1955年4月に設立された後、同年6月に仲介業務、9月には賃貸業務を開始しました。その後、1959年には送電線および変電所用地の測量業務を開始し、1967年には宅地造成・分譲業務にも乗り出しました。

1971年には柏崎刈羽原子力発電所の用地管理業務を受託し、1973年には社名を東電不動産管理株式会社に変更しました。2002年には管理釣り場事業、次いで2003年にはビジネスホテル事業にも参入しました。 2005年に現在の社名へと戻し、2008年には用地管理部門を新設された東電用地株式会社に移管しました。

2012年には、一部の子会社やビジネスホテルを他社に売却し、同年中には管理釣り場事業も譲渡されました。2014年には子会社の東電ファシリティーズを吸収合併し、本社を現在の台東区に移転しました。

主な事業内容

東電不動産は以下のような事業を展開しています：

• - オフィスビル賃貸事業：複数のオフィスビルや店舗を85棟保有し、賃貸を行っています。
• - 住宅賃貸および分譲事業：オール電化マンションを中心に377棟の住宅を賃貸または分譲しています。
• - 広報業務：柏崎刈羽原子力発電所の広報活動も行っています。

かつての事業

以前は手掛けていた事業には以下のものがあります：

• - リフォーム事業「ライフィール」：2010年に撤退。
• - スーパー銭湯事業：要は数店舗を運営していましたが、2010年に撤退し、事業は湯乃市に譲渡されました。
• - 地域熱供給事業：2002年に東京都市サービス株式会社に移管。
• - 送電線・変電所用地管理業務：2008年に東電用地株式会社に移管。
• - ビジネスホテル事業：トレストイン関連のホテルを2012年に相鉄インに譲渡しました。
• - 管理釣り場事業：タックルベリーに譲渡されました。

このように、東電不動産株式会社は設立以来、様々な事業を手掛けながら、不動産業界で確固たる地位を築いてきました。今後も多様なニーズに応えるサービスを提供し続けることでしょう。

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