松井啓十郎

松井啓十郎のプロフィールとキャリア

松井啓十郎（まつい けいじゅうろう、1985年10月16日生まれ）は、日本の男子バスケットボール選手で、ポジションはガードを担当しています。現在はB3.LEAGUEのさいたまブロンコスに所属しており、愛称は「KJ」として知られています。また、メディア関係のマネジメントをボイスワークスが行っています。

生い立ちと早期のキャリア

松井は東京都杉並区で育ちました。彼のバスケットボールキャリアは、1996年9月、NBAのレジェンドであるマイケル・ジョーダンが初来日したイベントでの1対1の体験から始まります。この貴重な機会に、松井はジョーダンを巧妙なドリブルでかわし、見事にシュートを決めました。この経験が彼に深い印象を与え、バスケットボールへの情熱をさらに燃え上がらせたことでしょう。

その後、松井はNBAを目指すために単身渡米し、モントローズ・クリスチャン高校で留学生活を送りました。彼はこの高校での経験を活かし、日本に帰国後、2005年には田臥勇太以来の日本人選手としてNike Hoop Summitに選出され、11分間で7得点を記録しました。この大会でのパフォーマンスは、彼の才能を広く知らしめることとなりました。

大学時代とJBLでのスタート

2005-06シーズンにはコロンビア大学に進学し、日本人男子として初めてNCAAディビジョン1でプレーを果たしました。大学卒業後の2009年、複数のチームからのオファーを受け、レラカムイ北海道に入団しました。登録名は「KJ 松井」として活躍し、彼の高精度な3ポイントシュートはJBLでも評判を呼びました。

レラカムイでのプレーは、彼が引き付けるディフェンスにより、チームのインサイドプレイヤーを生かすカギとなりました。2010年には日立サンロッカーズに移籍し、本名に戻して登録。日本代表候補にも選ばれ、彼の人気はますます高まりました。

代表チームとの関わり

2011年には、プロチームのトヨタ自動車アルバルク（現：アルバルク東京）に移籍。アルバルクでの活躍は、彼を日本代表としてアジア選手権に出場させる要因ともなりました。アルバルクとの契約が満了した後、松井は2017年にシーホース三河へ移籍し、その後京都ハンナリーズ、富山グラウジーズ、香川ファイブアローズと、いくつかのチームを経て、2024年にはさいたまブロンコスに新たに加わりました。

近年の成果

松井の移籍先は、彼のキャリアと実力を反映しており、各チームで彼の存在は重要な役割を果たしています。彼は多くのチームでリーグ戦を通じて素晴らしいパフォーマンスを展開し続けてきました。これまでの裏舞台を経て、松井は日本のバスケットボール界において、その名を広く知られる選手となりました。松井啓十郎は、これからもさらなる高みを目指し、ファンからの期待を背負ってスラムダンクの舞台で活躍し続けるでしょう。

もう一度検索