松澤重雄

松澤 重雄：幅広いジャンルで活躍するベテラン俳優

松澤 重雄(まつざわ しげお)氏は、1961年10月9日生まれの日本の俳優、声優である。東京都出身、血液型はAB型、希楽星所属。

圧倒的なキャリア：テレビドラマから舞台、そして海外作品まで

松澤氏のキャリアは多岐に渡る。テレビドラマにおいては、数多くの作品に出演。初期には『君の名は』（1991年）、『透明人間』（1996年）、『古畑任三郎』シリーズ(1996年)などに出演し、着実に経験を積んでいる。その後も、『俺たちの世直し強盗』(1997年)、『てっぺん』(1999年)、『リング〜最終章〜』(1999年)など話題作にも出演。2000年代以降も、『救命病棟24時』(2009年)、『夏の恋は虹色に輝く』(2010年)など、視聴者から高い支持を得る作品への出演が続いている。近年では『松本清張スペシャル 時間の習俗』(2014年)などにも出演している。

舞台俳優としての活動も非常に盛んである。1984年の『デュエット』を皮切りに、数々のミュージカル作品で重要な役割を担ってきた。『ラ・カージュ・オ・フォール』(1993年-1997年)ではシャンタル役を演じ、高い評価を得ている。その他、『エリザベート』(2000年)、『シラノ・ザ・ミュージカル』(2001年)、『ミスサイゴン』(2004年)、『ダンス・オブ・ヴァンパイア』(2006年)など、名だたる作品に出演し、その演技力は高く評価されている。近年では『1789 -バスティーユの恋人たち-』(2016年、2018年)でデュ・ピュジェ中尉役、『ローマの休日』(2020年)で編集長役、『ニュージーズ』(2021年)でサイツ役を演じている。

さらに、声優としての活動も忘れてはならない。テレビアニメでは『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(2003年)で柏木警部役を演じている。また、ゲームにおいては『キングダム ハーツ』シリーズでバレル役を長年に渡り演じている。

吹き替えにおいても、その実力は発揮されている。海外ドラマや映画の吹き替えだけでなく、アニメーション映画の吹き替えも多く手掛けている。代表作としては、『マペットのクリスマス・キャロル』(1994年)の若年期のイヴニーザー・スクルージ、『天使にラブ・ソングを2』(1994年)のタイラー・チェイス、『美女と野獣』(2017年)のマエストロ・カデンツァなどがある。アニメでは『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』(1994年)のバレル、『ポカホンタス』(1995年)のトーマスなど、数々の作品でキャラクターに命を吹き込んできている。

継続する活躍：多様な才能と経験

松澤重雄氏は、テレビドラマ、舞台、アニメ、吹き替えと、実に幅広い分野で活躍を続けるベテラン俳優、声優である。その長年に渡る経験と、高い演技力は、多くの作品に深みと彩りを加えている。今後も、様々な作品でその存在感を示し続けることは間違いないだろう。

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