松田純一

松田純一 (まつだ じゅんいち)

松田純一は、日本の作曲家、編曲家、そして音楽プロデューサーであり、多彩な活動を行っている人物です。1983年11月15日に大阪府高槻市で生まれました。同志社大学文学部を一時中退した後、彼の音楽キャリアは本格始動することになります。

音楽キャリアの始まり

松田は、3歳からヴァイオリンを始め、クラシック音楽に触れる環境で育ちました。小学時代には、小室哲哉に影響を受け、自ら楽曲制作に取り組むようになりました。関西大倉高校の特進コースに在学中、エイベックス・マネジメントの代表取締役社長である伊東宏晃に見出され、専属作家としてキャリアをスタートしました。

17歳で浜崎あゆみのヒット曲『Endless sorrow』の編曲を手掛け、当時最年少の編曲家としてデビュー。その後すぐに、浜崎あゆみの『Daybreak』の作曲を行い、作曲家としても活動を始めます。21歳でフリーランスに転向し、自身の制作事務所「ミリオネアヴァイブス」を設立しました。

受賞歴と活動

松田は、2011年にSUPER☆GiRLSの『MAX!乙女心』が第53回日本レコード大賞で新人賞を受賞するなど、数々の受賞歴を持ちます。また、映画『優しさと泪と』では劇伴を手掛け、第6回ラブストーリー映画祭で観客賞を受賞しました。

その後も彼は、映画音楽やテレビへの出演を積極的に行い、特に2014年からはテレビ朝日「Musicる TV」に講師として登場し、音楽制作の知識を広めました。2018年には映画『我が名は理玖』の音楽が米国のindieFESTで賞を受賞し、国際的な評価も得ています。

現在の活動

2020年から2023年にかけては、さまざまなプロジェクトに参加。例えば、日本博文化庁採択公演『宇宙姫SORAHIME』の音楽や、次世代アーティスト「七穂」のデビューアルバムの編曲を手掛けました。また、国連が推進するSDGsに関連するテーマ曲も制作するなど、多岐にわたって活動しています。

松田は国際的なアーティストともコラボレーションし、アジア、中東、ヨーロッパ、アメリカ、オセアニアなどで活躍しています。例えば、彼は様々なファッションブランドとのコラボレーションも行い、自身の音楽を多面的に展開しています。

人物像

松田の音楽への情熱は、デザイナーやアーティストとの連携、生の音を収録し、作品化する姿勢からも伺えます。伯従父に声優の松田重治を持ち、音楽ユニット『ラヴピ』として学生時代に活動していたことも彼の多才さを物語っています。また、全国各地の絶景スポットを訪れ、地域特有の音を収録するなど、彼の音楽へのアプローチは非常に個性的です。

松田純一は、今後も日本の音楽シーンで影響力を持ち続ける存在です。

もう一度検索