林家ぼたん

林家 ぼたんのプロフィールと経歴

林家 ぼたん（はやしや ぼたん、1980年1月18日生まれ）は、落語協会に所属する女流落語家で、静岡県浜松市の出身です。本名は野崎 登司枝で、彼女の出囃子は『茶摘』です。

学歴と落語への道

彼女は1998年に静岡県立浜松工業高等学校情報技術科を卒業し、同年4月には日本大学生産工学部数理工学科に進学しました。在学中は『日本大学経商法落語研究会』に所属し、多くの著名なOBと交流を持ちました。2002年3月に大学を卒業後、林家こん平に入門し、5月には横浜にぎわい座で初めての高座を経験しました。6月には正式に前座として楽屋入りしました。

昇進と活動

彼女は2005年5月に二ツ目に昇進し、その後も順調にキャリアを積んでいきました。しかし、その頃から師匠のこん平が多発性硬化症という病に苦しむようになり、彼女も支援を続けました。2007年には姉弟子の林家ひらりの廃業後、笑点のアシスタントとして起用され、2023年1月まで出演しました。

2014年には、BS日テレの笑点特大号で師匠こん平と共演し、彼が車いすの状態で出演する姿が印象的でした。2016年には林家彦丸、月の家小圓鏡、林家たけ平と共に真打に昇進し、披露興行が盛大に行われました。これにより、彼女の地位はさらに高まりました。

学業とプライベート

ぼたんは2021年から日本大学大学院での研究を開始し、2023年3月に修士課程を修了しました。さらに、2022年8月に結婚、2023年4月には第一子の誕生がありました。私生活でも父親としての新しい役割を果たしています。

趣味と人柄

趣味は多岐にわたり、特にノーナ・リーヴス、特にそのヴォーカルである西寺郷太の熱狂的なファンであり、ラジオ番組でもその楽曲をリクエストしています。また、野球好きで、中日ドラゴンズのファンとしても知られています。野球場風景をテーマにした落語のパロディも行った経歴があります。

フィギュアスケートを見ることが好きで、プルシェンコの影響でロシア語の学習を始めました。2015年11月にはロシア語能力検定三級に合格しています。その後もサンクトペテルブルクで落語を公演するなど国際的な活動にも挑戦しました。

社会貢献と兄弟子との絆

林家こん平が亡くなるまでの間、彼女は師匠のサポートを続け、公の場に出る際は車椅子を押すなど多くの支えをしました。このような彼女の献身は、兄弟子たちからも感謝されています。また、毎年浅草演芸ホールで行われる住吉踊り連にも所属し、多彩な活動を続けています。

映像作品とメディア出演

林家ぼたんは、数々のメディアに出演しており、例えば「News every.しずおか」や「笑点」のアシスタントなどとして幅広く活躍しています。彼女の活動は今後も期待されており、落語界の発展に貢献し続けることでしょう。

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