柏の葉公園

柏の葉公園

柏の葉公園は、千葉県柏市に位置する県立の広域公園です。広大な敷地には、緑豊かな自然が広がり、様々なスポーツ施設や文化施設が整備されています。地域の人々の憩いの場として、また、多様なイベントが開催される場所として、多くの人々に利用されています。

公園の概要

公園内には、広々とした芝生広場、多様な樹木が茂る林、美しい花壇などがあり、豊かな自然を満喫できます。また、総合競技場、コミュニティ体育館、野球場、テニスコートなどのスポーツ施設も充実しており、本格的なスポーツから気軽に楽しめる運動まで、様々なニーズに対応しています。

文化施設としては、本格的な茶室を備えた日本庭園があり、静かで落ち着いた空間を楽しむことができます。公園センターやコミュニティ体育館では、年間を通して様々な講習会が開催され、春には「スプリングフェスタ・子供まつり」、秋には「花と緑のフェスティバル」といった大規模なイベントが開催され、地域のにぎわい創出に貢献しています。また、登録制のドッグランも人気を集めています。

2022年12月には、公園の整備・管理運営事業者が選定され、今後は飲食施設や休憩施設、芝生広場などが整備される予定で、さらなる魅力向上が期待されています。

歴史

柏の葉公園の地は、かつて旧帝国陸軍の軍用地であり、日本初のロケット戦闘機「秋水」が駐留していた柏飛行場の跡地でもあります。戦後、アメリカ軍に接収された後、1981年に政府、千葉県、柏市の間で締結された覚書に基づき、東京大学柏キャンパス、千葉大学園芸学部附属柏農場、そして広域公園として整備されることが決定しました。

公園の中心施設である柏の葉公園総合競技場は、当初は小規模な陸上競技場として計画されていましたが、Jリーグ入りを目指していた柏レイソルのホームスタジアムとして利用できることを前提に、20,000人収容規模の競技場へと設計が変更され、1999年に完成しました。その後も、桜の広場、西洋庭園（バラ園）、日本庭園、公園センター、コミュニティ体育館、ボート池、野外イベントステージなどが順次整備され、現在の姿になりました。

野球場は2010年に開場し、同年にはプロ野球の試合も開催されました。また、同年に開催された国体のテニス会場としても利用されています。

公園の周辺には、旧帝国陸軍の営門や秋水の燃料施設など、当時の面影を残すものが今も残されています。

名称の由来

「柏の葉」という名前は、柏の木が厳しい冬を越えて新芽が出るまで、古い葉が落ちずに残ることに由来しています。この名前は、1985年に柏市立田中北小学校の教頭であった齋藤博孝氏によって命名されました。

公園内の施設

公園内には、以下のような施設があります。

広場

四季の広場
桜の広場
郷土の森

自然観察

野鳥観察所

遊具

冒険のトリデ（遊具・アスレチック）

水辺

ボート池
ボートハウス

その他

レストハウス
バーベキュー場
野外ステージ

庭園

牧ノ原園（日本庭園）
松柏亭（茶室）
バラ園（西洋庭園）

スポーツ施設

柏の葉公園総合競技場
柏の葉公園野球場
テニスコート
コミュニティ体育館

アクセス

鉄道

つくばエクスプレス「柏の葉キャンパス駅」より徒歩約20分

バス

JR・東武鉄道「柏駅」西口から東武バス「国立がん研究センター」「柏の葉キャンパス駅西口」行、「柏の葉公園中央」下車
つくばエクスプレス「柏の葉キャンパス駅」西口から東武バス「柏駅西口」「高田車庫」行、「柏の葉公園中央」下車

自動車

常磐自動車道「柏インターチェンジ」より
国道16号沿い

駐車場

第一駐車場・第二駐車場：合計1100台収容（大型、身障者用あり）

周辺施設

さわやかちば県民プラザ（公園に隣接）

その他

* 美しい日本の歩きたくなるみち500選に選定（利根運河と柏の葉公園を訪ねるみち）



柏の葉公園は、豊かな自然、充実した施設、そして歴史的な背景を兼ね備えた、魅力あふれる公園です。ぜひ一度、訪れてみてください。

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