柴田亮輔

柴田 亮輔の経歴と野球人生

柴田亮輔は1987年7月18日、愛知県額田郡幸田町で生まれた元プロ野球選手であり、現在はフタバ産業の軟式野球部で監督として活動しています。彼の野球人生は小学生の頃から始まりますが、当初はサッカーに情熱を注いでいました。愛知県の強化選手にも選ばれるほどの才能を持っていましたが、幸田町立幸田中学校に進学してからは軟式野球に転向しました。

学生時代の成長

高校は愛工大名電高校に進学し、そこでさらに彼の野球キャリアが飛躍します。中学校時代に属していた軟式野球部は弱小チームでしたが、高校に入ると成績が向上。彼は2年目からレギュラーとして起用されるようになり、春の選抜大会では準決勝まで進出しましたが、決勝では済美高校に惜しくも敗北しました。

柴田は、3年時にはチームの主将に選ばれます。2005年春の第77回選抜高等学校野球大会では、神戸国際大附高校と神村学園高校を連続して打ち破り、チームを史上初の優勝に導く快挙を成し遂げます。夏の全国高校野球選手権大会でも清峰高校と対戦しましたが、延長戦の末に敗れました。この試合では、彼自身が失点に絡むプレーをしてしまい、その後のチームに影響を与えました。高校時代には同級生として十亀剣、1学年後輩には堂上直倫といった有名選手がいました。

プロ入りとオリックス時代

高校卒業後、彼は2005年秋のNPBドラフトでオリックス・バファローズから3巡目指名を受け、プロ入りします。契約時の推定年俸は500万円で、背番号は56に決まりました。プロとしてのスタートは少々苦戦し、ウエスタン・リーグ公式戦では守備と打撃で課題を抱えることが多くありました。

2006年から2012年までの間、主にウエスタン・リーグでプレイしましたが、なかなか一軍出場を果たすことができず、2012年10月には戦力外通告を受けます。その後、11月に合同トライアウトに参加し、他球団へのアピールを試みました。

ソフトバンクとその後

2012年11月、福岡ソフトバンクホークスと育成選手契約を結んだものの、2013年にはわずか2試合の出場に留まり、再び戦力外となりました。これを機に、彼はプロ野球の世界から離れることを決意します。

軟式野球の復帰と監督業

2014年、彼は地元企業のフタバ産業に入社し、軟式野球部でも現役を続けました。2017年まで現役としてプレイし、その後監督に就任します。監督としては、2019年にチームを全国大会の準々決勝に進出させるという成功を収めています。これは彼にとってキャリアの新しいスタートであり、今後のさらなる成長が期待されています。

柴田亮輔の野球への情熱は、彼を一流の選手から優れた監督に成長させています。彼の経験と知識は、多くの若手選手たちにとっての貴重な指導源となっていることでしょう。今後も柴田監督の活躍を見守りたいと思います。

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