株式会社栄喜堂
株式
会社栄喜堂(えいきどう)は、日本の
製パン会社です。現在はJFLAホールディングスの完全子
会社として事業を営んでおり、主に
関東地方を主力商圏としています。
製パン業界の大手メーカーが名を連ねる
社団法人日本パン工業会に加盟していますが、売上高の規模としては加盟企業の中で比較的小規模なグループに位置づけられます。
事業としては、パンの製造・販売に加え、子
会社を通じてベーカリーのフランチャイズチェーン「ローゼンベック」を展開しています。「ローゼンベック」は
関東地方を中心に店舗を展開しています。
事業の変遷
現在の株式
会社栄喜堂は、過去に同名の株式
会社栄喜堂(以下「旧社」)が存在し、その事業を承継した新
会社です。この事業承継は
2022年3月1日に行われました。
旧社は、
2022年1月20日にJFLAホールディングスによって設立された株式
会社栄喜堂(以下「新社」)に対し、
会社分割という手法を用いてその
製パン事業全般を譲渡しました。これにより、新社は旧社の事業を引き継ぎ、同時にJFLAホールディングスの完全子
会社となったのです。事業譲渡を終えた旧社は、同日付で株式
会社イーケイディーへと商号を変更しました。
旧社(イーケイディー)の歴史
事業を新社に譲渡し、イーケイディーと社名を変えた旧社は、以下のような歴史をたどりました。
1914年7月: 東京都新宿区
歌舞伎町にて「栄喜堂」として創業。
1953年2月: 株式
会社化され、株式
会社栄喜堂が設立されました。
1970年12月: 千葉県柏市の柏駅前にベーカリー「ローゼンベック」の1号店を出店。
1972年8月: 「ローゼンベック」のフランチャイズチェーン事業を開始し、店舗網を広げ始めます。
1986年1月: 海外展開も行い、「ローゼンベック」のインストアベーカリーに関する海外合弁
会社を北京に設立しました。
2022年3月: 上述の通り、JFLAホールディングスが設立した新
会社(現在の栄喜堂)へ事業の全てを譲渡し、自らは事業を停止しました。同時に社名を株式
会社イーケイディーに変更。
*
2023年12月: 事業停止後、株式
会社イーケイディーは同年12月11日に
東京地方裁判所から特別清算開始の決定を受けました。この時点での負債総額は約20億円と報じられています。
現在の栄喜堂
現在の株式
会社栄喜堂は、
2022年1月にJFLAホールディングスの100%子
会社として設立され、同年3月に旧社から
製パン事業を承継して現在に至ります。
事業に関連する
会社として、有限
会社ローゼンベックがあります。
このように、株式
会社栄喜堂は歴史ある
製パン事業を、親
会社であるJFLAホールディングスの下、新たな体制で引き継ぎ、
関東地方を中心に
製パンおよびベーカリー事業を展開しています。