栗山米菓

株式会社栗山米菓

株式会社栗山米菓（くりやまべいか）は、新潟県新潟市北区に本社を構える米菓の製造企業で、代表的な製品には『ばかうけ』や『瀬戸の汐揚』、また『星たべよ』などがあります。企業は2010年1月より新たに「Befco」というコーポレートブランドを導入し、その名称は「米菓の最先端を行く企業（Beika Frontier Company）」を意味しています。

概要と歴史

会社の起源は1947年に遡ります。その年、創業者の栗山源太郎が新潟市で澱粉製造工場を設立し、規格外のジャガイモを加工する事業からスタートしました。1954年になると、米菓の需要が高まり、米菓を主力商品に据え、業績が急成長しました。しかし、1964年には新潟地震によって工場が壊滅的被害を受け、会社は現在の新潟市新崎へ移転しました。その後も生産拠点の増設や新商品開発に投資を続け、1986年に星型せんべい『星たべよ』、1990年には青海苔味のせんべい『ばかうけ』を発売し、大ヒット商品となりました。

また、2009年に入ると新たなコーポレートブランドの導入を決定し、全国に名を馳せる企業へと成長を続けています。これにより「たのしい、おいしい、あたらしい」というキャッチフレーズが策定され、企業イメージの向上に寄与しています。

さらに、新潟県は全国でも有数の米菓生産地であり、栗山米菓はその中心的な役割を担っています。定期的に新商品や限定商品を展開し、他の大手食品メーカーとのコラボレーションも行っています。

主要製品

栗山米菓の主力商品としては以下のものがあります。

• - ばかうけ
• - 瀬戸の汐揚
• - 星たべよ
• - 渚あられ
• - タニタ食堂®監修のおつまみ
• - それいけ!アンパンマンシリーズ

これらの製品は地域だけでなく、全国各地で親しまれており、同社の代表的な米菓となっています。

新潟せんべい王国

新潟せんべい王国は、同社の本社敷地内にある米菓に関する体験・展示施設です。2002年にオープンし、米菓作りの過程や歴史を学べるスポットとして、多くの訪問者を迎えています。来館者は職人が煎餅を焼く様子を見学したり、焼き体験を通じて自分だけのせんべいを作ることができます。

特に人気なのは、「手焼き体験」や「ばかうけ味付け体験」です。訪れる子どもたちにとって、これらの体験は単なる食品作り以上の楽しみを提供します。社内では地域の観光スポットとしても知られ、小中学生の社会科見学などに利用されています。

設備とアクセス

新潟せんべい王国は、いくつかの施設で構成され、売店や飲食コーナーも併設されています。ここでは、オリジナルの米菓商品や関連グッズが販売されており、地域の特産物も取り扱っています。施設に訪れる皆さんは、様々な飲食物を楽しむことができ、『ばかうけ』を使ったコロッケや特製ソフトクリームなど、米を用いた独自の料理も魅力です。

入場は無料で、体験コーナーや飲食は有料となります。アクセスはJR白新線の新崎駅から徒歩約15分。また、国道7号からすぐの場所に位置しており、アクセスもとても便利です。

さまざまな大ヒット商品と共に、栗山米菓は新潟の米菓文化の発展に貢献し続けています。

もう一度検索