桐生ココ

桐生ココ：ホロライブを彩った伝説のドラゴン

桐生ココは、ホロライブプロダクションに所属していたバーチャルYouTuber、バーチャルアイドルです。6月17日生まれで、2021年時点では3502歳という設定。異世界から日本に語学留学中のドラゴンというユニークなキャラクターで、人間社会の文化に強い興味を持ち、正義感あふれる性格が魅力でした。

そのキャラクターデザインはyaman、3Dモデルはぽんぷ長という実力派クリエイターが担当。愛称は「たつのこ」、メンバーシップ名は「桐生会」と呼ばれ、多くのファンから愛されました。ホロライブ4期生として活動し、「4代目会長」を自称していました。

彼女の大きな特徴の一つは、独特の言葉遣いです。日本語学習中という設定を活かしつつ、『龍が如く』シリーズなどのゲームから学んだ「みかじめ」「ケツ持ち」といった言葉を用いるなど、独特のワードセンスで視聴者を魅了しました。実は、彼女の推しキャラクターは『龍が如く』シリーズの主人公・桐生一馬。自身の名前にも「桐生」と冠し、誕生日まで桐生一馬と同じ6月17日と設定するなど、こだわりが感じられます。

ゲーム好きとしても知られ、『ARK: Survival Evolved』では自らサーバーを立て、Vtuber界に新たな流行を生み出しました。

彼女の活動は多岐に渡ります。デビュー翌日から始めた『あさココLIVEニュース』では、ホロライブメンバーのニュースを独自視点で解説。鋭いツッコミとメンバーの魅力を伝えることで、ホロライブの国内外での認知度向上に大きく貢献しました。

特に2020年、複数のホロライブメンバーの収益化が停止された際には、彼女の『あさココLIVEニュース』の翻訳動画がきっかけで、海外のYouTuberであるTheQuarteringを巻き込み、YouTubeへの修正を訴え、収益化復帰に貢献するなど、その影響力は絶大でした。

また、Redditに投稿されたホロライブ関連のミームを紹介する人気シリーズ「REDDIT MEME REVIEW」も開始。他のホロライブメンバーをゲストに招き、ミームを日本語で解説することで、視聴者を楽しませました。

その人気はYouTubeのスーパーチャットランキングにも表れています。2020年は世界1位（総額1億5022万2620円）、2021年は世界2位（総額1億7168万3991円）と、圧倒的な支持を集めました。

2021年6月9日、自身の配信で7月1日付でのホロライブ卒業を発表。卒業発表後には、世界中から祝福が送られ、香港のバス停への広告表示、台湾でのラッピングバス運行、日本ではりゅう座への星命名など、様々な企画がファンによって行われました。

7月1日に行われた卒業ライブをもって、ホロライブを卒業。他の卒業メンバーとは異なり、公式サイトに卒業生としてプロフィールが残り続けているのは、彼女がホロライブに与えた影響の大きさを示すものです。

桐生ココの活動は、ホロライブの海外進出、特に英語圏におけるバーチャルYouTuberブームに大きく貢献しました。白上フブキをはじめとする多くのホロライブメンバーと同様に、卒業後も根強い人気を誇っており、その功績は今も語り継がれています。

活動年表

2019*
12月28日：YouTubeで初配信、デビュー。翌日には『あさココLIVEニュース』を開始

2020
1月11日：チャンネル登録者数10万人を達成
1月14日：bilibiliで活動開始（後に動画削除）
6月27日：3Dお披露目配信
7月24日：REDDIT MEME REVIEW開始
8月3日：チャンネル登録者数50万人を達成
9月27日：活動自粛（約3週間）
11月27日：YouTube活動休止（約2週間）

2021
1月1日：お正月新衣装お披露目
2月7日：Live2D 2.0お披露目
2月15日：アイドル衣装お披露目
2月17日：チャンネル登録者数100万人を突破
6月9日：ホロライブ卒業を発表
6月23日：100万人突破記念新衣装お披露目
7月1日：卒業配信、活動終了

出演

hololive 2nd fes.Beyond the Stage Supported By Bushiroad（2020年12月21 - 22日、ライブストリーミング出演）

もう一度検索