森昭一郎

森 昭一郎のプロフィールと経歴

森昭一郎（もり しょういちろう）は、1971年9月29日生まれのフジテレビのアナウンサーであり、現在は局次長職としてスポーツを担当しています。兵庫県尼崎市出身で、柏市立松葉中学校と千葉県立東葛飾高等学校を卒業後、早稲田大学の政治経済学部に進学し、1995年にフジテレビに入社しました。同期には、伊藤利尋や高木広子（旧名：杉浦）、菊間千乃（2007年12月退社）などがいます。

第1期アナウンサー時代

森氏のアナウンサーとしてのキャリアは、数々のプログラムに出演することから始まりました。『ニュースJAPAN』や『めざまし天気』、『めざましテレビ』、さらには『プロ野球ニュース2000』や『すぽると!&ニュース』などでキャスターとしてのスキルを磨きました。1999年4月からの『ニュースJAPAN』では、安藤優子の提案により、エンド3秒間に自ら寸劇を行う新たな取り組みを始めたり、『めざまし天気』でも同様のコーナーを任されるなど、個性的なスタイルで人気を得ました。この時期を経て、スポーツ実況に特化したキャリアへとシフトしていきました。

スポーツ実況での活躍

フジテレビのバレーボール中継で長年中心的な実況を担当した森氏は、2003年に行われたワールドカップバレーボールでの実況中に、ポーランドに勝利した際に感極まり、勝利インタビュー中に号泣するという感動的なシーンもありました。また、2006年にトリノオリンピックでは、ジャパンコンソーシアムのフジテレビ代表として現地に派遣され、フィギュアスケートやカーリングの実況もこなしました。

その後も、2016年のリオデジャネイロ五輪や2020年の東京オリンピックでの実況業務を担当。特に体操やバドミントン、バレーボールなど多岐にわたる競技の実況を行い、数度の金メダル獲得シーンを生中継しました。また、東京マラソン2018では、設楽悠太選手が日本記録を更新する瞬間を実況するなど、名シーンを数多く演出してきました。

格闘技中継とその影響

入社以来、K-1やPRIDE、ボクシングなどの格闘技中継も手がけており、特にPRIDEの初回であるPRIDE.1の実況に携わったことが意味深いエピソードとなっています。その後もフジテレビがPRIDE中継から離れるまで、彼の実況が続きました。近年では、Amazon Prime Videoによる中継にも実況アナウンサーとして参加しています。

交流と影響

森氏は、トリノ五輪でフィギュアスケート実況を共にしたNHKの刈屋富士雄を尊敬しており、また、フジテレビの先輩である三宅正治や東海テレビの森脇淳からの影響を受けたことを自身のブログで告白しています。自身の周囲には、同年代の友人も多く、親しい関係を築いています。

現在の活躍

現在、森昭一郎は『めざましテレビ』のナレーターとしても活動しており、2022年からはその役職に就いています。また、様々なスポーツ中継の実況に加え、格闘技や陸上、マラソンなど多様な競技の解説や出演も継続しています。今後も、彼のキャリアから目が離せません。

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